不用品回収役立つ用語集
あ行
安定型最終処分場
安定型最終処分場とは雨風に晒されてもほとんど変化しない物質、例えばプラスチックや金属やガラスなどの内、有機物や有害物質の付着が無い物を埋め立て処分する場所です。処分はいずれも安定5品目とそれに準ずるものとして環境大臣が指定したものが当てはまります。 構造基準として浸透水採取設備が必要で、更に維持管理基準に搬入廃棄物の展開検査と浸透水の水質検査、周縁モニタリングがあります。 処理されるのが分解されない安定した物質なので、周囲の環境に悪影響は及ぼさないとの判断がされるため、集排水施設および処理施設の設置義務はありません。
遺品整理
遺品整理は、亡くなった方が所有していた物を価値のある物や処分が必要な物に分けて形見分けができる品を選別することです。サービスを提供する不用品回収の企業は、リサイクルショップ店やハウスクリーニング企業と提携している場合があり、その後の部屋や家全体の片付けをして、不要になった物の買取や回収処分を行える場合があります。 一般的に故人の形見分けについては、親族が集まる四十九日法要の際に行われることがほとんどですが、亡くなってから1ヶ月くらいの期間で、故人の家族や親族が遺品整理をするのは非常に大変です。片付けに携われる人数が少ない家庭や親族が遠方に住んでいて限られた期間での片付けが難しい場合によく利用されています。
医療廃棄物
医療廃棄物とは、病院や研究所など医療を中心とした現場で出たゴミのことです。薬品や血液が着いたティッシュや注射針などが、医療廃棄物には含まれています。中には人体や環境に悪影響を及ぼすウイルスや薬品が着いている場合もあるので、一般のゴミとして廃棄することはできません。そのため専門の廃棄設備を持つ業者が責任持って回収しています。捨てる際は通常のゴミ捨て場は利用できません。直接業者に回収を依頼して、破棄することになっているので注意しましょう。医療系か迷った時は、自己判断せずに必ず専門業者に確認することをおすすめします。
一般廃棄物
一般廃棄物とは家庭から出る一般ごみなどのほかに、各事業所や商店及び学校などでも、産業廃棄物に指定されたもの以外の廃棄物が分類されます。家庭ごみ以外のものは事業系一般廃棄物と呼ばれることもあります。家庭から出る一般ごみなどのほか、事業系の一般ごみも焼却または埋め立てなどの処分がほとんどなどで、回収や処分は市町村が行うことが義務付けられています。市町村による処理がむつかしい場合に限り、一定条件を満たした業者の申請によって、廃棄物処理の業務の許可を与えることができます。埋立地の不足などによるごみの増加に伴い、資源の再利用や有効利用を軽減する措置も図られています。
一般廃棄物と産業廃棄物
一般廃棄物と産業廃棄物とはどの様な違いがあるのでしょうか。廃棄物処理法に基づいて端的に述べると、産業廃棄物以外のものは一般廃棄物であると言えます。即ち廃棄物処理法上で産業廃棄物に指定されているモノ以外の全ての廃棄物が一般廃棄物になるのです。 産業廃棄物とは事業活動により排出される廃棄物であり特定の業種に限定して指定されているもの(紙くず・木くず・繊維くずなど)と、行書を限定せずに産業廃棄物に指定されているもの(汚泥・廃油・廃酸・金属くずなど)の2種類があります。筒底の業種として指定されているものは細かく取り決められており、その取り決めに基づいて産業廃棄物と見なされているのです。
エコシフト
従来の単なる不用品回収ではなく、使わなくなったり使用後の物を再利用及び再資源化して必要な人や場所で新たに使用することをエコシフトと言います。 資源を再利用及び再資源化することによりゴミの削減につながり、また地球温暖化の抑制、限りある資源利用の抑制などと環境にもやさしいです。 そして、次に使用する人は商品を格安で必要品を手に入れることができるというメリットがあります。 電化製品をはじめ家具や娯楽品など様々な商品がその対象となります。 他にも紙や空き缶、ペットボトル、トレイ、ビンなどの多くの資源も再資源化が可能です。
エコジレンマ
近年では全世界で環境問題やエコ活動が注目され、人類にとって当たり前の課題となっています。私達の生活にも省エネ活動は身近なものとなり、家庭で使用する家電製品などにも大きな影響をもたらしています。ですが一人一人のエコ意識は高まってるにもか変わらず、近年ではエネルギー消費はますます増加の傾向があります。省エネ技術を導入した商品を購入したり、エコ商材を使ったり、その際はるかに大きなエネルギー消費がうまれてしまっています。これをエコジレンマと言い、大量生産、大量消費などの悪循環による環境劣化が進んでしまっているのです。
エコタウン事業
エコタウン事業とは、廃棄物ゼロによる環境調和型のまちづくりを目指す取り組みのことで、平成9年に国の制度として創設されたものです。この制度のなかでは、都道府県または政令指定都市がそれぞれの地域の特性にあわせたプランを策定し、環境省と経済産業省から承認を受けた場合には、補助金の交付などのさまざまな支援措置が受けられることになっています。具体的には国の補助金を利用したごみ処理再生施設やペットボトル・家電製品のリサイクル施設の建設、地域のエコ産業を育成するためのマーケティングの実施、住民対象の環境講座などの啓発活動といった事柄が挙げられます。
エコロジー
エコロジーとは英語で直訳すると環境、生態となります。つまり、地球の環境に人類を想定した良し悪しのことであるのです。分かりやすく説明すると廃棄物を再び使うリユースは環境に良いこと、俗に言うエコな事なのです。地球の環境、ひいては人類の未来のために我々はエコについて考えねばならないという事です。我々にできることの一環として不用品回収があります。ゴミの多い世の中でありますからそれらを再利用するのはエコな事であるでしょう。大量のゴミは無駄であるばかりか、廃棄にも労力がかかり地球の環境を多いに汚すことになります。こういった大局的で、包括的な考えがエコロジーなのです。
エコマーク
エコマークとは、環境への負担が少なく環境に配慮して作られた商品に付けられるラベルで、1989年に財団法人日本環境協会が制定しました。生産から廃棄までの全ての過程で自然に優しい方法で作られていたり、環境について考える取り組みを行っていると認められた商品やサービスがこのマークを付けることができます。消費者がモノ選びをするときに、似たような商品であれば環境に優しいほうを選びやすいように基準として使ったり、生産者が環境に配慮していることをアピールするためにも有効です。環境ラベリング制度の中でもかなり知名度の高いラベルです。
御霊抜き
御霊抜きとは、仏壇や仏具のように魂が宿っていると考えられる神聖な物を適切に処分することです。要するに、その「神聖な物」から魂を抜けば、それはもはや「ただの物」になるので普通に処分できるということです。 ちなみに一般的に魂抜きと言うと仏教の儀式として知られていて、お坊さんに魂を抜いてもらうことになります。それは、お性根抜き、または併願供養とも言います。 いずれにしても不用品回収業者に御霊抜きをお願いすれば、それで神聖な物も処分できるようになるのです。その料金などについては、事前に業者に尋ねておくこともできます。料金的なことも含めて納得の上、お願いすると良いでしょう。
か行
家電リサイクル法
家電リサイクル法とは、廃棄される家電製品から再利用できる資源となるものを取り出し、利用していくことによって環境の保護を進めていくための法律です。対象となる家電製品の廃棄の際には製造した業者がその廃棄物を引き取り、リサイクルを行います。販売した会社は消費者からの引き取りをして、製造業者に渡すこと、消費者は引き取りのための料金を支払う事を義務付けられることになるのです。現在はエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機の4品目について、こうしたリサイクルが義務付けられていて、環境保護への取り組みが始まっています。
環境ISO=ISO14001
環境ISO=ISO14001は、環境マネジメントシステムのことを言います。地域に対する環境影響を考えて、出さない仕組み作りを行う取り組みです。まず組織活動がどのような影響を環境に与えるのか、また将来の可能性についても洗い出し法律を遵守しているかを確認します。そしてどのような環境事故が起こる可能性があるのか、その頻度はどれくらいか、起こった場合にどのような影響を受けるのかを評価付けしていきます。さらに環境を考えながらも経営面でのメリットも考えていきます。業務の流れで環境にどのような影響を与えるかを考えているのが環境ISO=ISO14001なのです。
環境ビジネス
環境ビジネスの不用品回収は、不要物を消費者から引き取ることにより資源の再利用を行なう事を目的とした業務のことです。 通常の不用品引取りと異なるのは、不要になった物を惰性で引き取って処分するのではなく、回収した物を再資源化することで環境保全に寄与することを目的としていることです。 具体的な内容としては、空き缶回収や電化製品の各部品からの資源抽出など、その他様々な種類の作業があります。 以前はこれらの作業の意義や有用性は理解されていても作業にかかるコストの問題で難しい事が多かったのですが、近年のリサイクル技術の発達や意識の向上により、効率的で効果のある環境ビジネスが行われるようになってきています。
環境リテラシー
環境リテラシーとは、環境教育の結果として求められる成果のことをいいます。環境教育の背景には、自然が少なくなっているうえに、現代の子どもたちは外へ出て遊ぶという自然に触れる経験を十分に持たないことがあります。そのため、環境に関する知識は持ち得るとしても適切な行動をとることができないのです。環境教育は、学校での授業や自治体の取り組みにより、自然と社会について学習し、環境に対する正確な意識を持ち、適切な行動に移すことができるような人材に育成することを目的とします。そして、その目的に達することができた人を、環境リテラシーを備えたと評価するのです。
環境問題
環境問題とは、私たちが様々な活動をしていく中で地球環境に負荷をかけてしまい、それがもとで起こる問題をさします。産業の機械化が進んだことで物を安価で大量に生産することが出来るようになり、不要になったら捨てるという意識が根付いてしまいました。しかし、物を作る時には燃料や資源を使います。さらに不要になってから捨てるとなれば自然に還らない物質はいつまでも残り続け、場合によっては有害な物質が散らばることになります。そういったことを防ぐために、必要な分だけの生産や不要になったものの再利用などが必要になっていくのです。
カレット
カレットとはソーダ石灰ガラスをはじめとするガラス製品をリサイクルする際に、一旦破砕した状態のガラス屑のことを指します。 カレットはガラスの原料となるけい砂や石灰石、ソーダ灰等と混合することで低コスト、低エネルギーでガラスの製造が可能で、日本国内で流通している9割以上の原材料として利用されています。 ガラスのリサイクルには有効な手段ですが、その一方で適切な製造を行うためには色別に分別することが必要で、排出や回収の方法に加えてリサイクル工場に運ばれるまでのプロセスの確立が今後の大きな課題となっています。
グリーンマーク
グリーンマークとは、古紙を原料とした再生商品に付けられているマークのことです。以前は小学校などでこれを集めると、苗木などがもらえたこともありましたが、今は集めても特に何もありません。このマークを表示する目的は、古紙の利用を拡大して、紙のリサイクルを促進しようという意味があります。基本的に古紙を40%利用していれば付けることが可能ですが、トイレットペーパーやティッシュは100%古紙を使った物、新聞紙やコピー用紙は50%以上使った物でなければ表示することは出来ません。 このようにグリーンマークは古紙再生商品のイメージアップにつながるために使用されるようになりました。はじめは表示される商品も少なかったのですが、リサイクル意識が普及するにつれ、表示される商品が増えてきたという経緯があります。
グリーン購入
グリーン購入とは、商品などを購入するときに環境のことについて考えて、できるだけ環境に負荷がかからないようなものを選んで購入するという事をさします。大量生産大量消費の時代において、環境への影響というものは大きなものとなってきています。このままでは私たちが住む地球環境が破壊されていくことが予想されるので、それを止めるためにも生産や消費の仕方について考えておく必要があるのです。これに関する法律も制定されていて、国や地方自治体、企業などがこうした環境に配慮した製品を優先して購入する流れが生まれてきています。
枯渇性資源
地球規模でのエネルギー政策が求められる昨今ですが、今回は枯渇性資源取り上げてその意味をわかりやすくお伝えしていきます。枯渇性資源とは簡単に言えば、人間が一度採取してしまうとなくなってしまう資源のことを指します。つまり、自然のプロセスにより、利用速度以上には補給されることのない天然資源ということもできます。そのため、再生不能資源、非再生資源と呼ばれることもあります。ちなみに、利用速度以上に補給できる天然資源のことを再生可能資源といいます。エコ意識が高まるなか、今回取り扱った用語の意味はしっかりと抑えておきたいところです。
ごみ
野菜くずや食べ残したものなどは、焼却処分が出来るもの、一方、家具や自転車、テレビやパソコンなどは燃やすことが出来ないものなどの区別が行われます。さらに、ジュースが入っていたペットボトル、ビールのアルミ缶なども燃やすことが出来ません。家具や自転車などは不用品として取り扱いが行われる、ペットボトルやアルミ缶などはリサイクル品として取り扱いが行われるのが特徴です。しかしながら、いずれもごみと言う大きな括りで言われるのが特徴で、リサイクルが可能なものと燃やせるものを区別した形でごみは分類が行われています。
ごみ処理施設
自治体が窓口になっている粗大ごみ回収は、回収した不用品をごみ処理施設に運搬し、適切な方法でリサイクルが進められているのが特徴です。粗大ごみ回収の場合、冷蔵庫を初め、洗濯機やテレビ、エアコンなどの家電品は回収の対象外になります。これらの不用品は、ごみ処理施設では処理が出来ない、不用品にはリサイクルが可能なものが多く含まれているなどの特徴を持ちます。家電リサイクル法で指定が行われている電化製品やパソコン類はメーカーが自主回収を行い、メーカーの責任の範疇内で処理が行われるのが特徴です。そのため、家電量販店などに持ち込む必要があります。
コンポスト
コンポストは家庭からでた生ごみや、枯葉などの有機物を微生物や菌などによって分解、発酵させることで対比を作ることができます。 コンポスターと混同しがちですが、コンポスターはコンポストを作るための容器のことです。用意したコンポスターに原料となる生ごみなどを入れて時々かき混ぜることによって作れます。それには二つのタイプがあり、鐘の形のタイプと回転式密閉タイプの二つがあり、鐘の形のものは直接自分でかき混ぜなければいけないのに対し、回転式密閉タイプの方は簡単にかき混ぜることが出来るというメリットがあります。
さ行
再生紙使用マーク
再生紙使用マークまたはRマークは、ごみの減量化を目指し再生紙の利用促進・普及啓発を図るために、「ごみ減量化推進国民会議」において定められました。古紙パルプがどれほど含まれているかを分かりやすくするためのシンボルマークです。このマークの使用については、再生紙使用マーク(Rマーク)とともに古紙パルプの配合率を正しく表示することとされます。また、このマークの適用対象には注意が必要です。製紙原料とするのに適さない複合素材、つまりは再利用することができずごみになるほかない紙については、このマークを使用することはできません。それ以外には特に制限はなく、だれでも自由に無料で使用可能とされます。
産業廃棄物
産業廃棄物は、日常生活において排出されるゴミなどの不用品を指す一般廃棄物とは異なるものです。例えば、工場で製品を生産したり、またはビルなどの建設工事を行なうといった事業活動に伴って発生した廃棄物のことで、基本的に法律で定められている廃棄物のことであると言えます。それらは廃棄物処理法によって20種類のものが指定されており、そこには廃油や廃酸、廃プラスチック、廃アルカリ、また汚泥や燃え殻といったものなどが含まれています。これら産業廃棄物は、一般廃棄物とは異なり、基本的にはそれらを排出した事業者が適切な仕方で処理する責任を担っています。
廃棄物処理法
廃棄物処理法は正式には「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」といい、廃棄物について排出量の抑制や適正な処理などを行って生活環境を清潔なものにすることにより、公衆衛生の向上をはかることを目的につくられた法律です。前身となっているのは1900年に制定された汚物掃除法で、1954年に清掃法に改正された後、1970年に高度経済成長期に浮上したゴミ問題と公害問題への対応を目的とした法改正の際に現在の名称になりました。 すべての不用品回収業者は廃棄物処理法の規定に従って処理や運搬等の業務を行っており、業務を始める際には都道府県知事や政令指定視聴からの許可を取得しています。
廃品回収
廃品回収とは、いらなくなった物を回収する事です。自治体でやっているサービスもあれば、一般の業者がやっていることもあります。これを営業として行う場合は許可が必要になり、それを得ないで行うことは違法です。一般家庭からの回収をする場合は、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要になります。法人から回収する場合は、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要です。あとは、回収したごみを売ったりリサイクルしたりする場合であれば、さらに古物商の許可が必要となります。これらを取得していても、ルールに従わずに営業をした場合は許可が取り消されます。
廃品回収業者
専門業者で使われる『廃品回収業者』という用語があります。主に一般家庭から生じる使わない物を回収する業者の事です。よく特定の軽トラックから「ご家庭でいらなくなったオートバイなどございませんか」という声が聞こえますが、回収業者が来たサインです。その方達はリサイクル可能な物を探していますが、メガホンを使ってお客さんにアピールをしています。 注意すべきポイントは回収出来る物が有料か無償かについてです。前者の場合、家電製品リサイクル方に基づいて、お客さんから料金を請求します。無料回収の場合は家電以外の業者が定めた製品(釘や自転車など)になります。
資源の枯渇問題
資源の枯渇問題とは、日本が抱えている資源が足りなくなってしまうという問題です。日本は資源の多くを海外からの輸入に頼っており、自給率は数パーセントしかありません。したがって、海外で紛争が起きた場合などには大きな影響を受けて、国内のエネルギー資源は枯渇してしまいます。つまり、資源は大切に使っていくほか、再利用できるものは再利用していかなくてはなりません。また、新しいエネルギーを開発することも対策の一つです。国内で資源として利用することができるエネルギーが増えてくれば、海外に頼る必要はなくなるからです。
磁器消去装置
磁器消去装置とは、強磁場の力を利用してデータ消去を行う装置のことを指します。 主な用途としては、ハードディスク、携帯電話、タブレット端末などデータを保存する機能を有した機器に対して使用します。 使用方法は、磁器消去装置の中にデータを保存する機能を有した機器を入れ強磁場を発生させます。これにより、保存媒体に磁場によるデータ消去が行われます。 この時、保存媒体のみならず、磁気によって故障する電子機器に対しても障害が生じるため保存媒体のみに強磁気を当てたいときには注意が必要です。 また、強磁場を発生させるときに近くに電子機器を置いておくと、それらも故障する原因になるので注意が必要です。
自動車リサイクル法
自動車リサイクル法は、資源を無駄にしないリサイクル型社会を目指すために国に定められた法律です。不要になった自動車は勝手に解体したり、破棄する事が出来ない決まりになっています。一般的な所有者は、サイクル料金の支払って自治体に登録済みの引取業者に車を引き渡します。引き取った業者は、解体業者もしくはフロン類回収業者に車を引き渡さなくてはいけません。完全に破棄する場合は、破砕業者で車をスクラップ状態にします。ただし、どの業者も法律に従って各部品の廃棄をする事が法律で定められています。最後に廃車を受け取った販売元はリサイクル等を行う決まりです。
循環型社会
循環型社会とは出来るだけ無駄なゴミを出さず、限りある地球の資源を再活用するなど循環させながら利用していく社会のことを言います。現代社会は大量生産・大量消費の時代になりましたが、地球の資源には限りがあります。そしてゴミを廃棄するときには有害物質を出るなど環境に負担が大きくなっています。これらの環境問題に対処するためには私達の経済活動や社会活動を見直すことが必要となりました。その為に生まれた取り組みにリサイクル・リユース・リデュースがあり、無駄なゴミを出さないこの取り組みは国際的に推奨されています。
砂利石の回収や処分
砂利石の回収や処分は行政ではほぼ取り扱っておりません。したがって、大量の砂利石を処分したい場合は、廃棄物処理業者や土木業者、残土回収業者等に引き取ってもらうことになります。勝手に捨てると他の人に迷惑がかかってしまうため、やめた方が良いです。もちろん、迷惑だけではなく不法投棄は違法ですので、法令で罰せられることにもなります。引取りは基本的に有料となりますが、買取をしてもらえる場合は買取をしてもらうこともできます。ただし、あまりやっているところはありませんから原則として売るという選択肢はないと考えても良いでしょう。
ゼロ・エミッション(zero emission)
ゼロ・エミッション(zero emission)とは、リサイクルを徹底することで廃棄物をゼロにしようという考え方を意味します。国連大学が提唱していて世界的に支持されているコンセプトでもあり、ある業界では不用品として扱われる資材も別の業種では原材料として使用できるのでリサイクルに回したり、生産と廃棄、消費の考え方を見直して無駄を無くすことで地球環境を守っていこうという思想です。異業種との連携によって今まで捨てられていたものも再利用したり、社会全体が一丸となって不用品を無くすために取り組むことも意味しています。
粗大ゴミ
粗大ゴミは家庭から出されるゴミのうち、家具や布団といったゴミ袋には入りそうにない大きなものと、家電製品などの処分する際に前処理が必要となるもののうち、リサイクル関連の法律の適用対象になっていないものを指します。定期収集日の回収対象のゴミとはなっておらず、自治体に問い合わせて取りに来てもらうか、不用品回収業者に処分を依頼するか、自分で処理施設まで持って行くかのいずれかの方法をとる必要があります。 回収された粗大ゴミは破砕処理と鉄の回収が行われた後、焼却できるものについては施設内で焼却を行い、できないものは屋外で埋め立て処分されます。
た行
ダイオキシン
ダイオキシンとはゴミを不完全燃焼すると発生する物質で、単一の物質ではなく「ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン」や「ポリ塩化ジベンゾフラン」「ポリ塩化ビフェニル」などの総称として使われます。炭素や酸素、水素や塩素が熱せられる過程で自然に発生し、特にビニールやプラスチックなど石油を原料とする物質を低温で燃やすと発生しやすいのが特徴です。ダイオキシンはもともと自然環境にも存在している物質で、通常の濃度であれば人体や環境に影響がでることはありません。濃度が濃くなってしまうと発がん性やホルモンへの影響が懸念されます。
魂抜き
魂抜きとは、仏壇や墓から遺骨を出す際に行う儀式で、処分する際に行います。仏壇は使い始める前に僧侶がお魂入れをおこないます。魂が宿っていると考えるわけです。その魂を抜くことによって、ただのモノとして不用品処分ができるのです。処分する時は、一般に僧侶にお魂抜きをしてもらってから行うのが正式です。法要は、彼岸やお盆に僧侶にお願いしておくといいです。お寺にお願いして処分を依頼することもできます。経年劣化で新規に仏壇を不用品として処分する場合は引き取った店において合同供養をします。宗派によってやり方も異なりますので確認してください。
データ消去
データ消去とは、不要になったパソコンやハードディスクの中に入っているデータを消すことです。パソコンには、メールアドレスや仕事で作成した書類など個人情報を含む様々なデータが入っています。デスクトップ上でゴミ箱に書類を入れても、ハードディスクの中には様々なデータが残されたままになっているので注意が必要です。不用品回収の際は、自分で初期化して使用する前の状態に戻すか業者にサービスとしてデータ消去を依頼する必要があります。パソコン以外の外付けハードディスクやレコーダーに関しても同様のことが言えます。消去しないで中古品としてリサイクルされると、個人情報を始め様々なプライバシーが漏れるので注意しましょう。
特殊清掃
特殊清掃は家屋内を対象にした清掃の事で、孤独死や自殺によって死後も長期間遺体が放置されていた場合に実施されます。 このような掃除が必要になったのは、少子高齢化や未婚率の増加により1人暮らしが増えたことが原因としてあります。 特殊清掃の作業の主な内容は、設備修繕や生活用品の整理などが行なわれます。 設備修繕は長期間遺体が放置されていることによって損傷した箇所に対する作業で、床や畳の張替えや悪臭の除去などが行なわれます。 この対策を行なうことで損傷した設備の機能を回復させて、部屋内の原状回復をする事を目的にしています。 生活用品の整理は貴重品を保護することや不要な物を処分する事を目的としていて、事前に遺族から依頼された内容に沿って遺品の整理が実施されます。
は行
バイオマス
バイオマスは、再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源は除いたものです。種類には廃棄される紙や家畜の排せつ物、食品廃棄物や建築発生木材などの廃棄物系、麦わらや稲わら、もみ殻等の未利用、とうもろこしなどの資源作物などがあります。 それらによって得られるエネルギーをバイオエネルギーもしくはバイオマスエネルギーともいわれ、燃焼することで放出されるCO2は、光合成により吸収したCO2です。 化石資源由来のエネルギーや製品など現在使われているものをそれで代替することでCO2の削減に大きく貢献することができます。
ハイブリッド車
ハイブリッド車とは、二つより多い原動力を持つ自動車のことです。表示はHV車と記されることもあります。メリットは、電動機を積んでいるためその分ガソリンを消費せずに済むことで、ガソリンにかかる費用を大幅に節減することができる点が最大のメリットです。 ガソリン車に比べるとガソリンの消費量が格段に少なくて済むハイブリッド車は、エコロジーやエコノミーなどの意味合いでエコカーとも呼ばれています。環境に優しく経済的な車ですので、不用品回収業など長距離を運転して回収してまわる業種に最適な種類の車と言われています。
パソコンリサイクル法
パソコンリサイクル法とは、使わなくなったパソコンを回収してリサイクルをする法制度のことです。国の認定を受けたパソコンメーカー等が情報漏洩がないようにデータが記憶されているハードディスクを破壊する措置をとってから、解体して金属に再資源化するシステムを確立しています。 メーカーが倒産した場合やリサイクルマークが付いていない製品については、所定の回収再資源化料金を支払って処分する必要があります。まだ使える状態のパソコンであれば、買取が可能な不用品回収業者やリサイクル業者に査定を依頼して、売却を考える利用者もいます。
ハードディスク
ハードディスクとは、パソコンやレコーダー内部で様々なデータを記録しているパーツです。インターネットを閲覧した時のブックマーク情報はもちろん、メールアドレスや写真など個人情報が記録されています。デスクトップ上で消去できるデータもありますが、受診したメールやホームページで使用したパスワードなど全てを消去することは困難です。不用品回収に出す際には、個人情報等を保護するためにもデータを完全に消去することをお勧めします。完全消去するには、パソコンやレコーダーを購入した時の状態に戻す初期化を行います。初期化作業は個人でも可能ですが、業者でサービスとして受け付けているところも少なくありません。
不法投棄
日常生活の中では、自治会などのごみの収集場所に所定の日にゴミだしをすることによりゴミを収集してもらっていますし、会社業務などでゴミが出る場合には廃棄物収集運搬業者に依頼してゴミを収集してもらっています。これらは廃棄物処理法という法律により規制された手続の中で行われているものであり、同法律では前者の一般廃棄物に係る法規制と、後者の産業廃棄物に係る法規制を一元的に行っています。この手続き等に違反してごみを捨てることを不法投棄といいます。一般的には道端や山などに大量のゴミが不法に出されているイメージですが、この法令に反するものは基本的に不法投棄となるのです。
不用品
不要品回収業界の用語、『不用品』とはリサイクル可能な物を指します。電化製品やインテリア、金属類など様々なアイテムを対象にするのが一般的です。不要品回収業者をご利用される方にとっては既に使わなくなった物、必要ではないアイテムですが、業者側としては十分に役立つ物になります。 注意したいところはジャンク品は『不用品』に当てはまりません。誤解される事は非常に多いですが、ジャンクは既に壊れているという意味であり、リサイクル出来る可能性は低い傾向にあります。業者側にとっても機能しないアイテムは受け取っても困りますから、再生出来るかそうでないかの線引きは知るべきです。
不用品買取
不用品買取とは、特定の業者が引っ越しや大掃除などによって家庭から出た不用品の買取を行っているサービスです。大まかな買取業者先には、特定のジャンルのみを買い取る業者や総合買取専門店、リサイクルショップ、引っ越し業者などが挙げられます。それぞれに買い取り対象や換金金額に特色があるため、雑貨や衣類で不用品が出た場合にはリサイクルショップへ、引っ越しの際に家具や家電で不用品が出た場合には引っ越し業者へ、と言った様に要所要所に合致している不用品の買取先を選択し買取を行っていくと、より良く不用品を処分することができるでしょう。
不用品と不要品の違い
不要は文字の通り使っていないものです。使っていないかばんなどはいつか使うかもしれないので「不要品」になります。壊れたカメラは使用できませんから「不用品」です。不用品は、物理的に使えないので廃棄することになります。一方不要品は、その人にとっては使わないものですから、他の人が使いたいというケースもあります。不用品と不要品の違いはその人の判断によって異なってきます。不用品はいらないものだと考えて処分が必要です。不要品は、今後使用するかしないかで判断してしないものは人に譲ったりできるかどうかを検討してください。
物理破壊装置
物理破壊装置とは、手動でレバーを動かしたり電動モーターと連動した油圧によって破壊シャフトが飛び出してボックス内の物質を破壊する装置のことを指します。 強いものであれば3トンから5トンもの力を加えることが可能で、数ミリ程度の金属であればシャフトが突き抜けて破壊することができます。 物理破壊装置は主にプライバシーの観点から使用しなくなった携帯電話やパソコンのハードディスクの処分などに用いられ、内蔵されている電子チップを物理的に破壊することからデータの取り出しや復旧が現時点のテクノロジーでは極めて困難です。
プライバシーマーク
プライバシーマークとは、個人情報保護の体制や運用について適切に行っていることを示すマークです。定められた基準を満たしているかどうかの審査があり、審査を通過することで資格取得となります。一度審査を通過すると一生マークを取得したままというものではなく、2年ごとに更新のための審査が行われます。 不用品回収業界では、プライバシーマークを取得している事業者であれば、個人情報を含む不用品(※)の回収があった場合、個人情報をきちんと保護した状態で、正しく処理しているといえます。 (※)たとえば、データの残ったパソコンやメモリ媒体、また個人的な住所録や手紙など
ブロー成形
ブロー成形とは、プラスチックの成形方法として最も生産性が高く、入れ物を作るための奥の深い技術のことを言います。ブローとは英語で膨らませるという意味で、その名の通りプラスチックを空気で吹いて形を作る方法です。プラスチックを空気で吹いて膨らませて形作ると言われてもよくわからないかもしれませんが、ペットボトルを想像するとわかりやすいでしょう。空気が入ることによって形が出来上がり、中に液体を入れても大丈夫な容器に作り上げることが出来ます。ガソリンタンクからポリ袋までこの方法で作られていることから、多岐にわたる品に対応可能です。
フロンガス
フロンガスとは、燃えにくい、人に無害、といった優れた特徴を持ったガスのことです。このガスはエアコンやスプレー缶など身近な製品に使われてきましたが、地球温暖化の促進やオゾン層を破壊していることが分かったことで使用されなくなりました。そこで環境に悪影響を及ぼしにくい代替フロンというガスが開発され、現在はこちらを使用しています。 フロンガスを使った製品を処理する場合、専門業者に回収を依頼するか、リサイクル法で決められた方法で回収する方法があります。そして専門業者がこのガスを取り出して圧縮しボンベに回収する方法や、プラズマ分解することで無害な部室に変える方法を使用して処理されています。
ま行
マニフェスト
マニフェストとは、産業廃棄物管理票のことです。企業が不用品の処分を産業廃棄物処理業者依頼した場合に法律で発行が義務づけられている書類を指しています。マニフェストには、その産業廃棄物の数量や品目などの種類と委託先の業者名を詳しく記載し、どこに運ばれてどちらで処分されたのかが詳しく書かれています。法律を遵守している産業廃棄物処理業者であれば、適正に発行されるため、ゴミの不法投棄などの問題を起こすことはありません。処分が済んだ後に、処理を依頼した企業に書類が返送されることになっていて、インターネット上で確認する方法と紙の書類で発行される方法の2種類があります。
ら行
リサイクル
リサイクルとは不用品を回収して、再び製品や素材として使える状態にする事です。単純に不用品を引き取る事だけを指すわけではなく、引き取ったものを処分した場合はリサイクルとは呼ばれません。対象品は幅広く、紙類やプラスチック製の物、家電製品やパソコンやスマートフォンや家具や古着、古本など近年では家庭から出る様々な物が回収・再生されています。 一見すると再生が難しそうに見える物も、一度粉々にする事で素材にして再利用が可能となります。スマートフォンやタブレットには希少価値が光るレアメタルが使われており、近年その価値が注目されています。
リサイクル4品目
粗大ごみは家庭から出る不用品のことを意味しています。テレビや冷蔵庫も使わなくなった時には不用品になりますが、粗大ごみ回収の場合は、テレビや冷蔵庫、洗濯機にエアコン、これらの電化製品は回収品から除外が行われているのが特徴です。また、これらの電化製品は家電リサイクル法で指定が行われているリサイクル4品目でもあり、冷蔵庫やテレビを処分したい時には、製品を購入したお店や最寄りの家電量販店に依頼をする、もしくは不用品回収業者に依頼をして回収して貰うなどが必要です。リサイクル4品目の電化製品はいずれもメーカーの責任においてリサイクルが行われる仕組みを持ちます。
リサイクル家電
リサイクル家電とは家電リサイクルのルールで決められているエアコンやテレビや冷蔵庫、洗濯機などを指します。中古家電と混同されやすいですが、ユーズド品の家電製品を指す事ではなく先に挙げた項目の製品だけを基本的にそう呼びます。 リサイクル家電の対象品は粗大ごみとして捨てられません。これは原則すべての自治体に適応されるルールです。一般消費者の方は捨てる際に処分費を別途支払わなければならないです。 専門業者に引き渡す事で製品やそこに使われている部品はリサイクルされ、再生品として再び世の中に供給され、エコな社会を作る上で大事な仕組みとなります。
リターナブル容器
一升瓶や牛乳瓶などのガラス瓶、特定の金属製容器などは、中身を消費したあと資源ごみとして分別収集し、殺菌、洗浄した後に、同じ形のまま再び容器として使われます。一度の使用で廃棄してしまうワンウェイ容器とは違い、繰り返し何度でも使えるのでリターナブル容器と呼ばれます。このリターナブル容器は、使い捨てなどによるゴミの発生量や、容器の製造にかかるエネルギー消費を抑えてくれるので、環境に与える負荷がとても少ないのが特徴です。環境保護やエネルギーの大量消費による影響を考えていくにあたり、消費者や事業者が積極的に取り入れていきたい消費行動です。
リデュース(Reduce)
リデュース(Reduce)とはできるだけ無駄なものは買わずごみの量を減らすことをいいます。例えばシャンプーやリンスは詰め替えできるものを選ぶとボトルがごみにならずに済みます。また買い物に行く際にエコバックを持って行ったり、過剰な包装を断ったりすることもこれに含まれます。 一度購入したものを長く大切に使うこともリデュース(Reduce)です。一番大切なことはごみを出さないようにすることです。安いからと大量に食品や商品を購入すると使いきれず無駄になってしまうこともあります。購入する前に自分にとって本当に必要なのかどうか見極めることが大切です。
リユース
最近リユースショップという言葉もよく聞くようになりましたが、その意味やリサイクルとの違いをご存知ですか?リユースとはそのままの形状で再び使用することをいいます。例えばフリーマーケットで古着などを売り買いすることや、古本屋さんで古本を売り買いする事がそうです。自宅でもシャンプーのボトルなどを替えずに詰め替え用を使うことなどがこれにあたります。一方リサイクルは形状を変えて再利用することなので、古紙を再生紙にすることなどです。どちらもゴミを出来るだけ出さないで再利用しようというエコの観念から生まれました。
レアメタル
レアメタルとは、非鉄金属の中で特に貴重なものを指します。パソコンや携帯電話、音響機器や映像機器などの家電には必需品であり、とても高価なパーツです。しかし含有量が少なく、リサイクルするにも採掘や精錬などが大変であり、コスト高になってしまう欠点もあります。 ゆえに不用品回収業界においては、それらの家電は必ずしも宝物として歓迎されているわけではありません。実際、レアメタルのリサイクルに積極的な業者はまだまだ少数派です。それでも希少金属をリサイクルすることには、資源保護などの面において社会貢献につながるという素晴らしい意義もあります。可能な限り推進するべきだと言えるでしょう。
わ行
ワンウェイ容器
ワンウェイ容器とは、1回だけの使用を目的に作られた容器のことです。繰り返し使用することが目的として作られた容器であるリターナブル容器の対照語でもあります。 スチール缶やアルミ缶だけでなく、ペットボトルや回収システムがないガラス瓶なども対象となります。使い終わった後に分別回収すれば、リサイクルのシステムに乗せることができるため、原料として再利用ができる仕組みになっています。完全な使い捨てに比べれば環境負荷は小さくなりますが、再利用の際には熱を加える必要があるため、その分コストもかかってしまう面もあります。