家庭ゴミの処分でも一番面倒に思えるのがスプレー缶ではないでしょうか。カセットコンロのガスや、制汗剤、清掃用洗剤など私たちの身近なところでスプレー缶は大活躍しています。ここでスプレー缶の安全な処分方法をおさらいしてみませんか?皆さんが「どうしたらいい?」と悩むことが多いスプレー缶の中身の処理方法などもまとめてまいります。

スプレー缶にはどんな種類がある?

スプレー缶にはどんな種類がある?

販売されているスプレー缶は多岐にわたります。ここではどのようなスプレー缶商品が存在するか見ていきましょう。

ガス・燃料系

カセットコンロ用のボンベなどが主な商品です。LPガスが含まれており、カセットコンロなどがなければ使用できない仕組みになっています。高圧のガスが含まれており、爆発の危険性があるため、火気厳禁の記載がされています。
LPガスは空気中に放ってもよい気体ですが、引火性が高いため、使いかけの状態で処分することは危険を伴います。

薬剤系

エアゾール殺虫剤などが主な商品です。LPガスや代替フロンなどの高圧ガスのほか、殺虫効果がある薬剤が含まれています。こちらも爆発の危険性と引火性が高い製品ですが、殺虫成分が含まれているため、中途で処分するために屋外で必要以上に殺虫剤を振りまくと、周辺環境に影響を及ぼす可能性があります。

日用品系

制汗剤やヘアスプレー、OAエアダスターのほかにもたくさんのスプレー缶製品が存在します。特に注意したいのは、ヘアスプレーです。髪の毛を固める成分が含まれているため、屋外で噴射すると周辺を汚してしまう恐れがあります。またエアダスターなどには、代替フロンと呼ばれる「HFC152a」という液化ガスが含まれています。こちらもLPガスと同様、可燃性で高圧のガスですので、引火の危険や熱によって爆発する危険があります。

ガス・中身の安全な出し方とは

ガス・中身の安全な出し方とは

スプレー缶を使い切った後は、スプレー缶の中に残っているガスや中身を完全に出し切ってから廃棄することが最低限のルールです。どのようなスプレー缶でも中身を出し切るために以下のことを行いましょう。

・引火物が周辺になく、風通しが良い屋外で行う
・スプレーのボタンを「シューッ」という噴出音が聞こえなくなるまで押し続ける
・噴射用ボタンがついていないガスボンベなどは、ガスコンロに装着し、火がつかないことを確認する
・整髪料やスプレー缶塗料などはビニール袋に新聞紙を入れた状態で、新聞紙に向けて噴射する(その時に発生した気体は吸い込まないように逃す)

液化ガスや何らかの液体成分が含まれている場合は、縦に缶を振ると液体が動く音が聞こえます。その場合は中身が残っている状態です。スプレーボタンを押し、ガスをしっかり出し切った後で、穴をあけて中身を出しましょう。

中身を出し切るときはここに注意!
スプレー缶に含まれるガスは空気より重いため、足元で滞留します。キッチンなどでガス抜き作業を行うと、ガス漏れ警報器が作動するほか、ガスコンロの火で爆発を起こす可能性もあります。
ガス抜き作業は必ず屋外で行いましょう。

ガス抜きキャップ付きスプレー缶もあります
一部のスプレー缶製品には「ガス抜きキャップ」が装備されているものがあります。スプレー缶に記載の説明に従ってガス抜きを行いましょう。
この場合も、上記の約束事を守ることが大切です。

スプレー缶に穴をあける時はここに注意!

スプレー缶に穴をあける時はここに注意!

スプレー缶の中に残ったガスや液体を完全に抜き、スプレー缶内部の気圧を下げて処分しやすい状態を作るために「穴をあけて処分」することが一般的です。

スプレー缶の注意書き・自治体ルールを確認!

中身を出し切ったのち、穴をあける前にもう一度スプレー缶の注意書きを確認しましょう。また、「穴あけ可能」「穴あけ不可」というように処分についての考え方が自治体ごとに異なるため、お住まいの自治体のゴミ捨てルールも再確認します。
スプレー缶を「燃やせないゴミ」ではなく「危険ゴミ」として収集する自治体もあります。

穴をあける際に注意すべきこと

何度か触れましたが、スプレー缶の中には可燃性ガスが含まれています。「火気厳禁」や「第四類第◎石油類」、あるいは火気厳禁を記すイラストが記載されている場合は、可燃性ガスや揮発性の溶剤などが含まれていることが考えられます。

スプレー缶の中身を出し切った後、釘で穴をあけるという人も見られますが、釘とハンマーなどで力任せに穴をあけようすると静電気や摩擦熱が発生し、わずかながら缶に残存するガスに反応する可能性も考えられます。
やけどや爆発の危険性があるので、安全に穴をあけることができるスプレー缶の穴あけ専用の器具を使いましょう

ゴミとして捨てる以外の処分方法はある?

ゴミとして捨てる以外の処分方法はある?

アウトドアグッズなどで使用するガスカートリッジなどは自治体によって収集対象となるか見解が異なります。ゴミとして処分できない場合は、アウトドアグッズブランドの純正品に限り、使用済みカートリッジを回収するショップも存在します。
この場合もガスを最後まで使い切ってからの回収になります。

特定の製品に対するメーカー回収以外の処分方法は、現状「危険ゴミ・金属ゴミ・燃やせないゴミ」など自治体が指定する方法で自治体収集に出すことが一般的です。
不用品回収業者や便利屋などに回収を依頼することも一案ですが、数本程度であれば、ゴミの指定日に処分することがスマートです。

スプレー缶の安全な処分方法とは?ガスや中身の処理方法も紹介!まとめ

まとめ

スプレー缶を使った製品は、私たちの生活に欠かせない存在です。ただし、処分は若干煩雑なものとなります。必要なもののみを購入し、適切な方法で処分していきましょう。ガス抜き弁付きの製品など、処分しやすい製品を購入することも一案です。

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