不用品を廃品業者に依頼するときにどこでもよいというわけではありません。
一部の業者には不法投棄をしたり、高額な回収料金を請求したりする業者があります。
そんな業者に騙されないようにするための目を養う必要があります。
できるだけ自分で悪徳業者を見分けるためのポイントをいろいろな側面から紹介します。

違法廃品回収業者に依頼した場合のデメリットとは?

違法廃品回収業者に依頼した場合のデメリットとは?

違法な不用品回収業者が提供するサービスを利用すると、次のようなデメリット・問題が発生します。
違法な請求を受ける
不法投棄によって環境汚染をされる
違法投棄があなたのせいにされ、処罰されるリスクなどがあります。
ここでは、これらのデメリットやリスクについて解説していきます。

◇違法請求を受けてしまう

一番多い被害は業者から違法な金額の請求を受けます。
被害金額は数万円程度のこともあれば、数十万円以上の高額になるケースもあります。
特に高齢者の方など騙されているとわからない騙されやすい方ほど、被害金額が大きくなる傾向があります。
また、女性も威圧的な態度をする男性作業員に対する恐怖心から、言われるままにお金を支払ってしまうケースが多いものです。

こうした不高額請求については、手口をわかっていても実際に遭遇すると断りにくいものです。
このため、最初から違法業者とは関わらないことが重要です。

◇違法投棄されて環境を破壊する

違法な不用品回収業者のほとんどは、引き取った品物を正規の処分をしません。
理由は簡単で、>単純にお金がもったいない、クリーンセンターに行くと身元が割れるが一番大きい理由は2つです。
クリーンセンターへの持ち込みは、個人では身分証などを要求されることはあまりありません。自治体によってはありますが、ない自治体が多いものです。

◇罰金や罰則を受ける

違法投棄自体も問題ですが、特にその原因を依頼したあなたが追及されるというリスクがあります。
たとえば家電製品のシリアルナンバーなどから、あなたが所有者として割り出されるということです。
自分は捨てていない、業者が捨てたといっても、本当に不法投棄をした人が、そのように言い訳をしている可能性もありです。
実際、不法投棄をした人のほとんどがそのように言い訳をします。
不法投棄の刑事罰は?
不法投棄があなたの責任とされた場合の刑事罰は、上の見出しに書いた通り、1000万円以下の罰金または5年以下の懲役刑となります。
また、その不法投棄によって河川や土壌などが汚染された場合、その損害を取り戻すための土壌改良工事などの実費を請求されることもあります。
自分がした不法投棄でなくても、違法な業者が勝手に捨てるとこのような被害をあなたが被る可能性があるのです。

事前に違法廃品回収業者を見極めるポイント

事前に違法廃品回収業者を見極めるポイント

違法な業者に不用品回収を依頼するデメリットがわかったら、今度はどうやって違法業者を避けられるかという点が気になるでしょう。
ここでは、危険な不用品回収業者と出会わないための3つのポイントを説明していきます。

◇法人企業か?

業者が一番わかりやすいのは法人企業かどうかです。
言うまでもなく法人の方がまじめに企業として作業を行っている可能性が高く安心できます。
理由の一つは、法人は代表者の住所や氏名が登記簿で公開されるということです。
違法な運営をしていると代表者も逮捕される、仕返しをされるなどのリスクがあるため、違法な業者は法人化にはほとんどしません。
稀に弱みを握った債務者や社員を代表者に仕立て上げているという会社もあります。
こうした手口は反社会勢力でよく見られます。
このため、法人だったら100%信用してよいというわけではありません。
しかし一つ信用度があがる要素であることは確実です。

◇免許を持っているか?

不用品回収業者にも免許があります。
免許の種類は主に古物商許可ですが、業務内容によっては他の免許が必要になることもあります。
どの免許にしてもその業者が手がけているサービスに必要な免許があるかをチェックすることは重要です。

◇法人口座を持っているか?

銀行口座は、ある程度の信用の証になります。
言うまでもなく銀行に監視されているが大きな要因です。

しかし、個人名の口座では多重債務者に作られた口座かもしれないという恐れもあります。あらゆる詐欺の手口で、集金用に使われる口座となります。
このため、口座は法人口座か屋号の口座であることが重要です。
屋号はゆうちょ銀行なら「屋号のみ」の口座もありますが、他の銀行だと「屋号+代表者名」となります。
どちらにしても、屋号が入っていれば信用度が若干高まります。
さらに法人で、法人口座もあればなおさら安心でしょう。
クレジットカードでの支払いができる場合、さらに安心できます。
理由はクレジット会社の厳しい審査を受けてから通過しているためです。
クレジット会社は、利用者の代わりに業者や店舗に対してお金を支払います。
違法な業者にお金を支払ってしまい、利用者から苦情が来たら、カード会社の責任も問われます。
場合によっては返金しなければならないこともあります。
振り込め詐欺で「銀行口座」が使われることはあっても「カード決済」は使われません。
この事実からもカード決済の方がより信用できます。
特に決済できる会社が多いほど、多くのクレジットカード会社から太鼓判を押されているということで、信頼できる業者だといえます。

悪徳な違法廃品回収業者を避けるためのチェックポイント

悪徳な違法廃品回収業者を避けるためのチェックポイント

標品を業者に依頼するときに間違っても違法な業者を選んではいけません。
違法な業者かどうかをちょっとしたことで素人でも見分けることができます。
その見分け方を詳しく紹介します。

◇廃品回収車で巡回

街中でよく見かける、拡声器でアナウンスをしながら巡回しているトラックは、ほとんどの場合違法業者の可能性が高いといえます。理由は、まともな業者なら、そのようなことをする必要がない・一般的な料金では、このやり方だとビジネスにならない・業者の情報がつかめないため、足がつきにくい、などが考えられます。
不用品回収業者は、まともに運営してホームページなどで集客できている場合、トラックで巡回する必要などありません。これは普通の業界でも同じでしょう。
実力があって信頼されている企業や事業主ほど引く手あまたになるはずです。
トラックで巡回する必要もありません。
ただし、トラックで巡回していたら「絶対に怪しい業者」というわけではありません。
しかし、実際に行政も「トラックで巡回している業者には不用品を任せないように」と警告しています。
行政がそうした警告を発している以上、差別や偏見ではなく「実際に危険である」といえます。

◇ポストに無量のチラシを配っている

ポストにチラシを入れている業者にも注意が必要です。
特に「無料回収」をうたう業者は、違法な業者であるリスクが高いといえます。
理由は無料で回収していたら、そもそもビジネスにならないためです。
不用品をリサイクルして利益を出していますなどというかもしれませんが、売れるような品物なら、持ち主も個人で売ることがほとんどのはずです。
業者に回収を依頼される不用品は、ほとんどが「価値のないもの」、平たくいうと「粗大ごみ・不燃ごみ」です。それをすべて無料で回収するというのは「明らかに怪しい」といえます。

◇HPがない

HPがない業者はまさに悪徳業者だと疑って間違いないでしょう。
優良な業者であれば間違いなくHPwp公開してインターネットでも宣伝をするはずです。
それができないという事は何か後ろめたさがある可能性が非常に高くなります。

詐欺にあわなければ悪徳業者に依頼してもいいわけではない

詐欺にあわなければ悪徳業者に依頼してもいいわけではない

無許可の悪徳な不用品回収業者は適切な廃棄物処理の許可もないため、回収した不用品をそのまま山中や河川へ不法投棄をすることがあります。
古い家電や家具などが、山道などに不法に廃棄されているのを目にすることもあるのではないでしょうか。
あれは違法な不用品回収業者によって不法に投棄された可能性もあります。

家電などには有害物質が含まれている場合もあり、自然の中へ不法投棄をするとこの有害物質が深刻な環境破壊をおこします。
また不法投棄以外にも、回収した業者が無許可の廃棄処理業者へ回収した不用品を卸し、違法に海外へ輸出され、再びその地で適切な廃棄処分が行われずに不法投棄されることで、土壌や河川の汚染問題も起きています。
家庭から出た不用品の処分は、各自治体の条例に従い処分することが大前提です。
私たちが大切に使用していた家具や家電が、知らぬ間に海外へ輸出され環境汚染の元となってしまわないためにも、きちんと許可を得た業者に依頼をし、不用品を最後まで適切に処分してもらうことが、環境保護にもつながっていきます。

違法廃品回収業に依頼しないようにするポイント!依頼した場合のデメリットまとめ

まとめ

悪徳な不用品回収業者の見分け方を紹介してきました。
初めて不用品回収業者に依頼しようと考えている人には参考になる情報となります。
こちらの情報を熟読して、いざ業者に依頼するときに騙されないようにしましょう。

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