不用品が出た場合はごみか売却という選択肢をとる方がほとんどではないでしょうか。
売却すれば当然違う方に使ってもらえるかもしれませんし、お金も手に入るので喜ばしいことです。
それが不用品の寄付です。
海外ではほしくても手に入らないものが日本では捨てられていたりします。
不用品の寄付に関する方法や、主な団体など順番に紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
目次
不用品はゴミなの?必要としている人がいる
しかし、ものが有り余っている日本だからこそ、海外の発展途上国などに向けてできることがたくさんあります。
それが不用品の海外の恵まれない子どもたちへの寄付です。
私たちがまだ使えるけどいらないと感じるものは、海外の人にはとても喜ばれるものがたくさんあります。
それは、おもちゃや衣類、かばんなど様々です。
そういった日本人が不用になったものを海外に届ける活動を行っている団体は多く存在していますので、積極的に活用してみるのもいいのではないしょうか?
◇寄付を必要としている人達
不用品の寄付を必要としている人と考えると、真っ先に思い浮かぶのは発展途上国の人々だと思いますが、それだけではありません。
経済格差が大きな国の貧困層も当てはまりますし、国内に目を向けても多くの人々が困っているといえます。
例えば、
被災地の人々、路上生活者、難病の子供たち、児童養護施設や母子生活支援施設、ボランティア団体などが挙げられます。
寄付というとどうしても海外の子供たちに目が向きがちですが、身近な所でも援助を必要としている方々はたくさんいます。
寄付するものによって変わりますが、日本国内にも目を向けて支援を行いたいものです。
寄付できる不用品とは
ここまでの情報で、不用品を寄付することで社会貢献ができることはわかったけど、どんなものが寄付できるのか、疑問がわいてくるのではないでしょうか。
基本的に日用品でしたらなんでも寄付できるといえますが、特に、次のものが多いです。
衣類、おもちゃ、かばん、雑貨、食品類などです。
◇寄付は人間だけに限らない
団体によっては人間だけでなく動物への支援も行っています。
飼い主が見つからず行き場のない猫や犬たちのために動物の孤児院が存在していることをあなたはご存知ですか?
民間で施設を運営していくにあたって維持費もかかりますし、不足品も出てくるため動物への支援を受け付ける団体が存在しています。
あなたの不用品で何匹もの動物の命を救うことができるのです。
こういった犬猫の手助けをするのはどうでしょうか。
動物好きの方はそちらも検討してみてはいかがですか
◇お礼の手紙や写真が届くかも
寄付しない理由として、本当に届いているのか心配で寄付出来ないという人も多いのではないでしょうか。
寄付するといっても団体に任せることがほとんどのため、本当に困っている人々に届いているか、不安になるかもしれません。
しかし、団体によってはお礼の手紙や写真が届く場合もあり、支援者とつながりを持たせてくれることがあります。
見返りのために寄付をしているわけではなくても、実際に感謝が形で見えたらうれしくなりますね。信頼のおける団体に寄付することでより気持ちよく支援ができるため、団体選びを慎重に行うことが大切だといえます。
不用品を受け付けている寄付サイト
では、実際に不用品を回収して寄付活動を行っているサイトをご紹介します。
それぞれ特色があるため、自分に合ったものを見つけてください。
◇ワールドギフト
名前が知られている有名なサイトです。
不用品の取扱数も豊富であり、今まで34カ国に実際に寄付を行ってきた実績があります。
主な支援先は世界中の発展途上国ですが、それに加えてリユース・再資源化によって発生する収益を寄付金として利用し、国内外で活動する団体の支援も行っています。
団体は国境なき医師団や日本赤十字社などが挙げられます。
その他にも、障碍者・高齢者・被災者など国内にも目を向けた支援を行っており、多数の取扱数と全国対応の集荷など利用する側も非常に使い勝手がいいといえます。
◇オックスファム
オックスファムは世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援している団体で、不用品寄付団体の中でも国外の支援に最も強いといえるでしょう。
BOOK募金といった不用な本・CD・DVD・ゲームソフトなどを寄付金に換える方法もあります。また毎月指定した額を募金できる制度もありますので不用品がなくても募金可能です。
海外発展途上国の貧困を克服することに貢献したい方はぜひオックスファムを使うとよいでしょう。
◇国際子供友好協会
主に発展途上国の子供たちを支援するための団体です。2008年に開設して以来、発展途上国の子供たちに直接手渡しで支援を行っています。
そのため、おもちゃ・ぬいぐるみ・文房具などを無料で回収して現地の子供たちに渡すという支援方法をとっています。 無料で回収してもらえるため、不用品を簡単に処分できるメリットが利用者側にはあるでしょう。
お子様が大きくなるにつれて不用となるものを海外の子供たちに寄付してみてはいかがでしょうか?
◇パワーセラー
廃品回収業者で、無料で宅配回収を行っており、海外で使えそうなものは東南アジアに支援として送っているという業者もあります。
国際子供友好協会と同様に無料で回収してもらえるという点は、利用者側にとってハードルも下がり使いやすいといえるでしょう。
◇もったいないジャパン
もったいないジャパンは国内にも力を入れている寄付団体です。
食料品を幅広く扱っている寄付団体はあまり多くないので貴重です。
当然幅広く日用品や衣料品も取り扱っていますし、企業からも積極的に寄付を受けていて協力している企業が多いことから、信頼性の高い団体です。
他にも特定の商品ジャンルに特化している団体など非常に多くの団体が、サイト上で不用品を回収して寄付を行っています。
当然寄付する先はそれぞれ違いますが、あなたの不用品を回収してもらうことで、世界中のどこかで命を救われている人がいるということを思いながら寄付を行いませんか。
不用品を寄付する際の注意点
不用品の寄付は大きな社会貢献になりますし、廃品回収業者に頼むより安く済むことも多いため、双方にメリットがあります。
ただし、「じゃあ不用品が増えてきたし寄付をしよう!」と安易に決断をすることは避けてください。寄付する前に注意すべき点を解説していますのでご覧ください。
◇詐欺団体がいる
寄付を装って詐欺を行うのは道徳的にも許せないことではありますが、寄付団体を装い商品を回収して、それを売りさばいて利益を得ようとする団体もいます。
ただし、寄付を行っている団体というのは大きな組織や名の知れた組織が多いため、滅多なことがない限りは詐欺団体と接触することは無いでしょう。
要注意なのは、電話やメール、直接訪問や駅前などでの呼びかけを行っている場合です。
その中には詐欺団体が混ざっている可能性もありますので、一度インターネットで検索したり、どういう団体なのか情報を探すことが大事だといえます。
HPを出している団体にこちらからアポを取ると失敗をしなくて済みます。
◇回収業者と混合させない
二つ目は利用者側についてです。寄付団体を利用する際は不用品が誰かの役に立つならいいなと思って利用されることが多いでしょう。
しかし、利用者側のメリットとして廃品回収業者を利用するより安く済むということが挙げられています。
これによって本来の寄付という目的ではなく、安く処分できるからよいと出てきた不用品処分だけを目的に行ってしまうのはよくありません。
もちろん日本で不用なものが海外ならとても役に立つということをお伝えしましたが、本当に寄付して喜ばれるものなのか考えることを忘れてはいけません。
ボロボロだったり、壊れているものを寄付という名目を使って安く処分してもらおうと考えて寄付団体の方を利用することはまり好ましくありません。
不要品をゴミと思っていませんか?まとめ
普段出てくる不用品ですが、処分するのではなく海外の子供たちなどを支援する団体に依頼して寄付をするという方法について詳しく紹介してきました。
不用品が必要としている人に使ってもらえるという使い方ができるのは社会貢献の一つです。
今まさに不用品があって処分しようと考えている人は、寄付も選択肢に入れてみませんか。