最近はゴミの分別が厳しくなっている自治体が多く、ゴミの種類によって分けて出さなければいけないところが増えてきています。
特にプラスチックごみに関しては、自治体ごとに処分方法が変わっています。
プラスチックごみのそれぞれの処分方法での捨て方などを紹介します。
目次
もうすぐゴミ捨て場がなくなる問題
捨てられた燃やせるゴミは、ゴミ処理施設で焼却され処理されます。
最初に自治体に電話かHP上から回収の申込みをします。
捨てたいゴミの名称や大きさなどを、担当者に伝えてください。
その後の手順や料金について、担当者が教えてくれます。
その燃やした後に出る灰や、リサイクルが難しいゴミは、最終処分場であるゴミ埋立地に捨てられます。
ゴミの終着点である最終処分場は、平成30年に環境省が公表によると、全国の最終処分場の残余年数は20.4年と言われています。
しかし2018年になり、中国やマレーシアなど日本のゴミのプラスチックゴミを輸入していた国が相次いでプラスチックゴミの輸入を禁止しています。
ゴミ問題は本当に深刻な悩みになっています。
これを受けて日本ではプラスチックゴミの処理が追いつかなくなり、環境省も一時的に保管できるプラスチックゴミの量を2倍に引き上げ産業用のプラスチックゴミを焼却炉で燃やせるように要請という緊急処置をとっています。
それでも、日本でゴミを捨てる場所が無くなってしまうというゴミの埋め立て問題に直面しています。
そのために、再利用できるものはリサイクルをして、なるべくゴミを減らして行こうと言う考えにシフトしてきています。
プラスチックゴミを自治体で処分できる
「PP」と材質表示されているものは、一般的には、燃えるゴミとして処分できます。
燃えるゴミの例として、プラスチック類が含まれている自治体回収します。
住んでいる自治体が発行する広報やHP、そして町内会の回覧板などで、分別基準を確認しましょう。
なお、分別基準については、自治体によって異なります。
自分が居住地する地域の分別に従って、捨てましょう。
◇サイズの確認をする
燃えるゴミとして捨てることができるプラスチック類は、原則、ゴミ袋に入るサイズとなります。
自治体によっては、70㎝以下であるなど、対象となるサイズを細かく指定しています。
ポリバケツなど、大きなものを捨てるときには、燃えるゴミの対象となるのかを、あらかじめ確認してから処分しましょう。
◇プラマークの確認をする.
「プラ」マークが表示されているものは、もちろん燃えるゴミには含めません。自治体によっては燃えるゴミで捨てられるところもあります。
自治体のゴミの分別を確認してから捨てるようにしましょう。
資源ゴミとして出して、資源を有効活用しましょう。ですが、「プラ」マークが付いているからと言って、絶対に、燃えるゴミに出してはいけないわけではありません。例外として「プラ」マークのものであっても、油汚れなどが激しいものや、口が狭くて洗いにくいものは、燃えるゴミとして出しても大丈夫です。
また、ちょっとしたお菓子の袋などは、分別するのが面倒なので、燃えるゴミに混ぜている人も多いです。
プラスチックごみの捨て方
自治体によってプラスチックは燃えるゴミで捨てる場合とそうでない場合があります。
どちらも自治体のゴミ処理で処分できます。
自治体によって決まりがあるので、初めて行く地域では自治体に降ゴミの分別を確認しましょう。
ゴミ袋に入れて捨てるケースと入れないで捨てるケースを見てみましょう。
◇ゴミ袋に入れて捨てる
ゴミ袋に入れてから捨てる場合は、一般の燃えるゴミとして捨てられます。
一般ごみの場合は、紙ごみや生ごみと同じようにゴミ袋に入れていけばいいだけなのであまり気にする必要はありません。
◇ゴミ袋に入れないで捨てる
自治体によっては、ゴミ袋に入らないサイズのポリプロピレンを、ゴミ袋に入れずに捨てることができます。
有料の指定ゴミ袋を使用している自治体では、よく見られる捨て方です。
この場合は、ポリプロピレンのゴミに、自治体指定のゴミ袋を貼り付けてから、集積場に出せば回収してくれます。
たとえば、ポリプロピレン製の収納ケースやプランターを捨てるときに、当てはまるケースです。
◇燃えないごみとして捨てる
燃えないゴミとなる
ポリプロピレン製のゴミを、燃えないゴミ・燃やさないゴミとして分別することもあります。
燃えないゴミに、プラスチック類が含まれている場合がこのケースです。
このような分別は今では少なくなりましたが、まだ自治体によっては残っているところがあります。
捨て方は自治体の指示に従って、ゴミ集積場などに出しましょう。
埋め立てゴミとして扱うため、さっと洗って汚れを落としてから出すのがマナーです。
また、紐などで束ねたり、指定ゴミ袋を貼り付ける必要がある自治体もあります。
詳しくは、お住まいの自治体にてご確認ください。
◇容器包装リサイクルとして捨てる
容器包装リサイクル
ポリプロピレン製ゴミのほとんどは、容器包装リサイクルの対象となります。
この場合は、「プラ」マークが表示されているため、ポリプロピレン製と知らずに分別していることが多いです。
たとえば、シャンプーや調味料のボトル、総菜や食品パック、お菓子の袋や商品のラッピングなどが当てはまります。
捨て方はシャンプーボトルなど、中身が残っているものは、流水でよくすすぎ汚れを落とします。
代用としてティッシュなどで、残ったものを拭き取っても大丈夫です。
さっと汚れを落とせばいいだけです。
ベタつきがなくなるまで洗ったり、わざわざ洗剤で洗う必要はありません。
軽く洗ったら、乾かして水気を取ってから、ゴミ袋に入れておきます。
粗大ゴミとして捨てる
サイズや材質で確認
ポリプレピレン製ゴミには、たまに粗大ゴミとなる場合があります。
粗大ゴミになるかどうかは、材質とサイズから、自治体が判断することがほとんどです。
たとえ、サイズがとても大きくても、大きすぎたり、プラ以外の材質が多く含まれる場合は、粗大ゴミにならないことがあります。
捨てたいポリプロピレンが、粗大ゴミなのかどうかは、あらかじめ自治体に確認しましょう。
自治体の粗大ゴミ一覧表で確認
自治体の環境局などが発行するゴミ分別表には、粗大ゴミの一覧表が掲載されています。まずは、一覧表に、該当する項目があるかを確認しましょう。HPでわからなければ、直接電話して確認しましょう。
なお、項目欄に記載されている料金は、粗大ゴミを捨てるときに掛かる料金となります。
粗大ゴミは、戸別収集となっており、家の前までゴミを取りに来てもらえます。
ただし、粗大ゴミひとつにつき、回収料金が掛かる仕組みとなっています。
◇粗大ゴミの出し方
最初に自治体に回収の申込みをします。
電話や市役所の窓口、HPなどで申込みができます。
捨てたいゴミの名称や大きさなどを、担当者に伝えてください。
その後の手順や料金について、担当者から指示があります。
コンビニや郵便局、スーパーなどで、粗大ゴミ回収のための指示された金額の処理券を購入します。
引換券は、ゴミ処理券、ゴミ引換券などと呼ばれ、色々なお店で販売されています。
購入した処理券を、粗大ゴミの目立つところに貼り付けます。
自治体の指定する日時に、指定された場所に出しておきます。
場所は、自宅の敷地前であることがほとんどです。
指定日の前日に出すのは違反となるので、必ず指定日当日の朝出すようにします。
プラスチックごみは廃品回収?それとももえるごみでだせばいいの?まとめ
プラスチックごみの処分方法についていろいろあることがわかりました。
プラスチックごみの大きさや材質によっても捨て方が変わることが分かったのではないでしょうか。
最終的には自治体に直接問い合わせて、どういう捨て方が良いのかを確認してから捨てるようにしましょう。