使わなくなったバイクや動かなくなったバイクなどはいったいどのように処分したらいいのでしょうか。
バイクの処分で困っている人には必見の情報を紹介しています。
バイクの廃車手続きから処分方法まで詳しく紹介しています。
どのようにして廃車から破棄処分をしたらいいのか、どこに依頼すれば破棄処分できるのかがわかります。
目次
バイクはどうやって処分する
バイクを破棄しなければいけなくなったときに、その前にやらなければいけないことがあります。
バイクを処分する前に廃車手続きをやらなければいけません。
その廃車手続きを詳しく見ていきましょう。
◇バイクとはどんなもの
ガソリン・エンジンを取りつけた自転車のことをバイクといいます。
原動機を搭載した二輪車は、オートバイとも呼ばれており、種類によって大きさや形が異なるでしょう。
アメリカン
手足を前に投げ出したスタイルで乗り、大きく・重く・低く・長い
ネイキッド
空気の抵抗を減らすカバーをつけていないバイクです。
オフロード
高い車高・大きい車輪・ブロック状のタイヤが特徴的です。
原付き
125cc以下のバイクです。
クラシック
レトロな雰囲気を持ち、ファッション感覚で楽しめます。
ツアラー
長距離移動が可能で、快適に乗るための機能が充実しています。
ビッグスクーター
防風スクリーンつきの実用的なバイクです。
収納スペースも広くなっています。
◇バイクの処分する前の廃車など
1.ごみではなくリサイクル
廃車として処分するケースは多いですが、リサイクルするのも選択肢の1つです。
修理・整備をすれば再び使うこともできるし、壊れてしまったバイクでも分解しパーツとして使用できます。
バイクそのものがリユース性の高い製品です。
積極的にリサイクルすることで、ごみの量の削減に役立ち、地球環境保全にもつながります。
2.二輪リサイクルシステム
二輪リサイクルシステムが構築されているのは、バイクのリサイクルを推進するためのものです。
二輪リサイクルシステムとは、「公益財団法人 自転車リサイクル促進センター」が行っている取り組みです。
リサイクルシステムの対象車両であれば、廃棄時に処分費用を負担することなく再資源化できます。対象車両は、メーカー・ブランド、原動機つき自転車、車両状態などが詳しく決められているのでHPで確認しましょう。
3.廃車手続きについて
バイクを処分する際は、壊れている・壊れていないにかかわらず、廃車手続きは必須です。
廃車手続きはバイクの持ち主を証明する必要な手続きとなるため、しっかり行わなければトラブルになってしまいます。
また、買い取りに出す際は廃車手続きをする前に査定に出して確認しましょう。
業者の中には、廃車手続きもしてくれるところもあります。
4.リサイクルできるもの、できないもの
リユース性の高いバイクは、壊れていてもリサイクルできます。
ただし、買い取りとなれば、正常に動くが最低条件です。
壊れているバイクは買い取り不可となるので注意してください。
また、二輪リサイクルシステムでは、サイドカー・バギー車・ポケバイ・部品・バッテリーなどはリサイクル不可となっています。
バイクの処分
バイクの処分方法は、自治体・専門業者・不用品回収業者と3つの方法があります。
それぞれの方法やメリット・デメリットなどについて見ていきましょう。
◇自治体に依頼
ほとんどの自治体ではバイクの処分を受けつけていません。
ただし、バイクシート・ハンドルなどのアクセサリー類はごみとして捨てられます。
種類によってごみの分類・処分方法が異なるため、自治体のHPを確認しましょう。
1.メリット・デメリット
費用を安く抑えられることが自治体で処分するメリットです。
バイク用品のアクセサリー類は、およそ200円~500円で処分できます。
ただし、粗大ごみや燃えないごみは回収日が決まっているため、すぐに処分したいときにはデメリットのほうが大きくなるでしょう。
あらかじめ、自治体のHPや電話で回収日を確認しましょう。
2.料金について
粗大ごみとして捨てる場合、地元のコンビニやスーパーマーケットなどで粗大ごみ処理券を購入しなければなりません。
HPなどで記載されている品目の料金分だけ購入します。
自治体によって料金が異なるため、必ず確認してから購入します。
◇専門の買い取り業者に依頼
粗大ごみとして捨てる場合、地元のコンビニやスーパーマーケットなどで粗大ごみ処理券を購入しなければいけません。
HPなどで記載されている品目の料金分だけ購入することになります。
自治体によって料金が異なるため、必ず確認してから購入しましょう。
1.メリット・デメリット
専門業者に依頼する大きなメリットは、処分費用をかけずに買い取りができることです。
価値のあるバイクを売れば、高額買い取りが期待できます。ただし、買い取り不可になれば回収してもらうことができません。
その後、別の方法で処分するほかないでしょう。
また、業者によって買い取りできるかどうかわかりません。
A社では買い取り不可になったとしても、B社では買い取りできることもあるのでできれば福栖者に買い取り査定をしてもらいましょう。
2.料金について
買い取ってもらえれば、処分費用はかかりません。
バイクの買い取り額は種類・大きさ・状態によって異なりますが、約50,000円~となります。
サイズが小さい原付きは数万円になるでしょう。
大型バイクの場合は数十万円で売れる可能性もあります。
インターネットでは、自動オンライン査定でバイクの買い取り相場がわかるのでぜひチェックしてみてください。
◇廃品回収業者に依頼
買い取り専門業者だけでなく、廃品回収業者に依頼する方法もあります。
廃品回収業者の中には回収と買い取りを同時に行っているところもあります。回収方法は業者によって異なりますが、出張回収が主流でしょう。
1.メリット・デメリット
廃品回収業者のメリットは、回収・買い取りが同時にできるところです。
買い取り不可になってもそのまま回収してもらえます。
別途、回収費用はかかりますが、業者の中には低価格で済むところもあるのです。
また、バイク以外にも不用品があればまとめて一緒に処分できます。
バイク本体だけでなく、ヘルメットやカバーなどのアクセサリーをまとめて処分したほうが費用は節約できるでしょう。
2.料金について
バイクの回収費用は、およそ2,000円~8,000円です。
原付きバイクは2,000円からとなりますが、大型バイクであるほど処分費用がかかります。
また、業者によっても処分費用が違うため、無料見積もりを取り細部までチェックしておきましょう。
バイクの廃車手続き
バイクの買い取り・回収を行う前に、廃車の手続きが必要です。
ここでは、廃車手続きの方法や手順、そして必要な書類・注意点について説明します。
◇どこでどうやって
自分でバイクの廃車手続きには、一時的に廃車する方法と永久的に廃車する2つの方法があります。
処分する場合は後者の方法になります。
また、バイクの排気量によって手続きを行う場所が変わります。125cc以下の場合は市区町村の役場、126cc以上の場合は陸運局、251cc以上の場合は軽自動車税の停止手続きも行わなければなりません。
◇手続きの流れ
バイクの廃車手続きの大まかな流れについて説明します。
廃車手続きに必要な書類を用意する・手続きを行う場所に行き、必要な書類を提出→費用を支払う・廃車手続き完了・具体的な流れについては、市区町村の役場や陸運局に問い合わせましょう。
◇必要な書類
バイクの廃車手続きに必要な書類は、排気量によって異なります。
125cc以下、126cc~250cc、251cc以上の3つにわけて以下にまとめてみました。
125cc以下で必要な書類としては、ナンバープレート・標識交付証明書・印鑑・廃車申請書などがあります。
126cc~250ccで必要な書類は、ナンバープレート・軽自動車届出済証・軽自動車届・済証返納届・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(永久的な廃車の場合は不要)・印鑑(所有者と使用者が違う場合は両方)・住民票(管轄の違う場所へ引っ越した場合だけ必要)となります。
251cc以上で必要な書類は、ナンバープレート・印鑑・委任状(代理人が手続きを行う場合に必要)・車検証・軽自動車税申告書・手数料納付書・抹消登録申請書、軽自動車届出済証は、バイクを取得したときにもらっている書類です。
軽自動車届出済証返納届は、陸運局の用紙販売所で手に入れられます。
バイクの処分の注意点
バイクの処分をするときには排気量によって違ってきます。
125cc以下、126cc以上250cc以下、400ccの場合は、若干違ってきます。
◇税金について
廃車手続きが完了してから車検の終了日までに1か月以上ある場合、自動車重量税が返ってきます。
126cc~250ccのバイクの場合、新規登録時に重量税が6,300円です。
251cc以上のバイクの場合は1年で2,500円、2年で5,000円となり、車検ごとに支払います。ただし、軽自動車税は年額で支払うため、廃車としても返納されることはありません。
◇解体などはしない
バイクを解体して処分する方もいますが、おすすめできません。
解体には時間がかかり、ケガをする可能性もあります。
また、解体業者に依頼する場合は廃車手続きや解体・引き取りの依頼をすべて自分でしなければなりません。
自分で解体するよりも、業者に依頼したほうが手間と時間を省くことができます。
◇廃品回収業者へ
廃車にするか、譲り受けてくれる人を探すか、リサイクルするか、バイクの状態に応じた処分方法を選びましょう。
処分の際には、処分方法に関係なく廃車手続きや保険の解約手続きなどが必要になります。
一番良い処分方法がどれなのかわからない、廃車手続きをしたり、譲る人を探す手間や時間がかけられない」という方は、買い取りと回収・処分を同時に行ってくれる廃品回収業者に一度問い合わせをしてみましょう。
◇業者に注意
バイクの回収・買い取りを行っている業者の中には、悪徳業者が存在しています。
回収費用を高く請求する・回収後に追加費用を請求する・不法投棄されていたというトラブルが多発しています。
悪徳業者に引っかからないためにも、スタッフの対応や見積もり・サービス内容など詳しくチェックしてください。
慎重に業者を選ぶことが大切です。
バイクの廃車と処分!壊れていてもお金になる?まとめ
バイクの廃車手続きから処分までをいろいろなケースに合わせたやりかたについて詳しく紹介してきました。
廃車手続きを終えてからやっと処分ができます。
処分するにも破棄することもできますし、買い取ってくれる業者もあります。
できるだけ高く売れれば売って、売れない場合はできるだけ安く処分する方法を勉強できたのではないでしょうか。