不用品の中には一般家庭ごみと違って故人の遺品などがたくさん出てくる時があります。
遺品整理と遺品回収という会業をしなければいけません。
そんな遺品整理と遺品回収を行ってくれる業者もあります。
遺品整理や遺品回収業者について紹介します。
遺品回収とは
そもそも遺品というものは故人が残された思い出の品などのことをいいます。
故人が大切にしていたものなどでも小さな品物から大きな家具なども色々と出てきます。
そのまま放置しておくわけにもいかず、どうするかは専門の業者が引き取ってくれます。それが遺品回収業者です。
遺品回収に関する知られざる世界を詳しく紹介します。
◇よく出る回収してもらいたい遺品
個人の遺品の処分をしたいと思ってもなかなか手を付けられないのが本音ではないでしょうか。
実際に個人の遺品の中でよく依頼される遺品にはどんなものがあるのかを見ていきましょう
故人の家財が大きくて運び出せない。
故人の遺品や仏壇を処分したいけど粗大ごみとしては出しにくい。
故人の持ち物を整理後に出てきた品物を処分したいけど自分ではできない。
このようにいろいろな個人の遺品が出てきても、自分ではなかなか処分できないでいるときに助けになるのが遺品世界就業者ではないでしょうか。
◇遺品回収業者の特徴
家族で故人の遺品を整理して出て来た個人に関連する品物などを回収してくれる業者のことを遺品回収業者と言います。
遺品回収して出てきた品物を回収するだけではなく処分までを一括で請け負ってくれるのが遺品回収業者です。
家族ではどうしても処分しきれないのでこういう業者があると助かります。
遺品回収業者と廃品回収業者の違い
遺品回収業者というのと廃品回収業というものがあります。
どちらが良いかはそれぞれがどのような作業を行ってくれて何が違うのかをしっかりと把握する必要があります。
そんな遺品整理業者と廃品回収業者の役割について詳しく紹介します。
◇大きな違い
遺品整理と不用品回収の大きな違いは、処分するものが異なります。
遺品整理は故人が遺(のこ)した遺品を片付け処分することを指します。
一方、不用品回収で処分するものは遺品ではなく家電や家具などの一般家庭で使われていたものです。
整理や片付けという点では同じですが、扱うものに大きな違いがあります。
不用品は持ち主のものですが、遺品整理で処分するものはすべて故人の所有物なのです。
この違いをしっかりと把握しなければ、業者選びを誤ってしまうので注意してください。
◇遺品には必ず相続人がいる
遺品には必ず相続人がいます。
遺品を処分するにしても相続人の同意がなければできません。
相続人は1人とは限りません。
相続人が複数人いる場合は、全員の許可がなければ遺品の処分はできないようになっています。
遺品整理をするときの相続人同士の協議や個人の意思などを考えた処分方法を見つけましょう。
◇遺品協議が重要
遺品整理の場合は相続人による分割協議が大きな重要ポイントとなります。
分割協議とは、相続人同士で形見分けをしたり、誰が何を受け取るのかを決める話し合いです。
この分割協議できちんと話し合っておかなければ、後でトラブルに発展する恐れがあります。
何を処分し何を残すのか、相続人全員が納得できるように話し合い、未然にトラブルを防ぐための心がけが大切なのです。
◇処分方法の違い
可燃ゴミ・不燃ゴミ・粗大ゴミなどに分類して処分する一般的な不用品とは違い、遺品の中にはゴミとして処分できないものもあります。たとえば、仏壇や位牌(いはい)など供養が必要なものは、自治体処分や不用品回収業者ではなく、遺品の扱いに慣れた業者に依頼すると問題なく処分できます。
お焚き上げなどの供養を行ってから、処分しなければいけません。
◇故人の遺志を尊重すること
遺品整理を行うのは相続人ですが、あくまで故人のものを整理し片付けるので、一番大切なのが故人の遺志を尊重することです。
遺言書がある場合は、その内容のとおりに相続や処分を進めていき、業者に依頼する際は遺品を丁寧に扱う業者を選びましょう。
遺品の扱い方が雑な粗悪な業者へ依頼すると、公開することになります。
手元に置いておきたかった遺品まで捨てられてしまうことになるかねないため、遺品整理の実績がある業者へ依頼するか、自分たちで遺品整理をすることが大切です。
遺品回収と遺品整理の違い
廃品回収とは違って遺品専門の回収業者と遺品整理について詳しく見ていきましょう。
遺品回収業者というものもあり遺品の回収を専門としています。
◇遺品整理とは
遺品整理とは、遺品、すなわち故人が残したものを整理し、部屋をきれいに片付けることです。
整理するとは言っても、片端から処分するのではなく、遺族同士で話し合ってから形見分けをしたり、必要なものと不要なものを分別したり、貴重品を捜索したり、買取に出せそうなものは買取に出したりなど様々な作業があります。
故人を想い、遺品に故人の面影を感じながら、心を込めて一連の整理を行うのです。
◇遺品整理のサービス内容
遺品整理を行ってただ単に、不用品を運んで欲しいというだけなら不用品回収業者に依頼することもできます。
しかし、間違いが起こらないようにするためにも遺品回収に関しては遺品整理業者への依頼をおすすめしております。
その理由は、不用品回収業者に比べて遺品整理業者の方がサービス内容もより広いですし、依頼人やご近所への配慮も行き届いているからです。
両者のサービス内容を比較してみましょう。
◇遺品整理と遺品回収の違い
遺品整理と遺品回収では作業目的が大きく違います。
遺品整理の作業目的は遺品の整理であり、整理するのは遺品だけとなります。
遺品回収は遺品の整理は行いません。
行うのは遺品の回収のみとなります。
その点遺品整理は遺品の整理だけではなく回収まで行います。
遺品には高価な貴重品などもあり買取りなども行ってくれるのが遺品整理です。
遺品回収は貴重品の買取りなどは行いません。
遺品にはそのほかにも個人の持ち物なので供養やお焚き上げなども行ってもらえるのが遺品整理で、遺品回収では行ってくれません。
個人が亡くなられて間もない場合は、遺産の相続に関しての相談なども受け付けているのが遺品整理です。
遺品整理は故人の品物だけではなくその他のことに関してもなんでも相談に乗ってもらえます。
遺品整理業者の特徴として故人・遺族・ご近所への心遣いも挙げることができます。
例えば、・お仏壇に手を合わせるといった故人・遺族の気持ちに配慮した行動・遺品を処分品・不用品と扱わず丁寧に扱う・ご近所の方への配慮、挨拶の代行を行う・遠方からの依頼にも対応し、作業完了を写真や動画で報告してくれるなどがあります。
優良業者を選ぶポイント
遺品整理から回収までを業者に依頼する場合、個人の大切にしていたものばかりなので、雑に扱ってもらいたくありません。
故人の遺産を丁寧に扱ってくれて、できるだけ安い料金で作業してくれるところを探すためのポイントをいくつか紹介します。
◇遺品整理士が在籍しているかどうか
遺品整理士という資格をご存じでしょうか?一般社団法人遺品整理士認定協会が発行している資格です。
遺品整理の作業や心得に関する2ヶ月ほどの講座を受講したのち、遺品整理士にふさわしいと判断された者のみが手にすることのできる資格なのです。この資格を持っているということは信頼に値する業者であることを示す一つの基準となります。
◇訪問見積もりに対応しているかどうか
訪問見積もりに対応
見積もりを取る際に、訪問見積もり、すなわち実際に家の状況を見た上で見積もりをとってくれるかチェックしましょう。
訪問見積もりをしたがらない、応じない業者は、当日になって追加請求をしてくる悪徳業者の可能性があります。
電話やメールなどの口頭や文章だけでは家の状況やすべての家財について伝えるのは難しいですし、買い取ってもらえる可能性のある家具・家電を事前に確認してもらうことがでるので、手間でも訪問見積もりを必ずとるのがおすすめです。
◇見積書のわかりやすい記載
不用品を処分するには一般廃棄物収集運搬許可証を持っているか、持っていなくとも許可証を持った業者に委託している必要があります。
悪徳業者の場合には、処分費用を浮かせようと不法投棄する業者もあります。
不法投棄された場合、実行した業者が罰せられるのではありません。
この場合、不法投棄をした業者ではなく、処分の依頼をした依頼者側に責任が問われることになってしまうので、しっかりと処分を行う能力があるのか必ず確認しましょう。
◇スタッフの対応は?
亡くなった大切な人の遺品を扱う相手が、丁寧に対応してくれるかどうかは見極めが重要です。
こちらの質問に誠実に答えてもらえる業者が好ましいでしょう。
◇相見積もりを取ること
業者を選ぶ際には、一つの業者に最初から絞るのではなく3、4社を目安に相見積もりをとるようにしましょう。
相見積もりを取ることで、だいたいの相場を把握できますし、業者ごとのサービスや料金も比較できます。
また、高すぎる料金を提示してくる業者を見分けることもできるでしょう。
◇業者の許可や届け出は大丈夫か
遺品整理業者のサービス内容を記事前半で紹介したように、遺品整理業者のサービスは整理だけではなく回収から相続相談にまでわたります。
業務を行うために必要な許可や届出は、サービス毎に異なります。
これらの許可や届出を公開している業者を選ぶことで、より質の高いサービスを受けられる可能性が高いです。
遺品整理とはどういうもの?不用品(廃品)回収とは何が違うの?まとめ
不用品回収業者以外で遺品整理、遺品回収業者があることが分かったのではないでしょうか。
遺品回収業者や遺品整理業者についてその違いや特徴について紹介してきました。
もうすぐ遺産相続などをしなければいけなくなりそうな人などには役に立つ情報ばかりとなっています。