電子レンジが突然壊れてしまった、多機能の電子レンジに買い替えたいなど、何らかの理由で不要になった電子レンジを処分したいと考える人もいます。

ではこの電子レンジはどのように処分するべきなのでしょうか。また、おすすめできる電子レンジの処分方法についても、まとめてまいります。

電子レンジは粗大ゴミとして処分することは可能?

電子レンジは粗大ゴミとして処分することは可能?

電子レンジを処分したいという場合、電化製品ですので一般ゴミとして処分することはできません。一部の自治体では、電子レンジは「粗大ゴミ」として処分します。

電子レンジは、「小型家電リサイクル法」の対象家電となっていますので、自治体によっては、粗大ゴミとして取り扱わず、「リサイクル対象商品」として個別に回収を行います。
自治体によって取り扱える家電の種類が異なるので、お住まいの自治体で「電子レンジの回収」を行っているか事前に問い合わせましょう。

小型家電リサイクル法とは?

自治体が不要になった小型家電の回収を行い、認定を受けたリサイクル事業者が適切に分解や選別を経て、原材料として使えるよう精製するための法律で、2015年に施行されました。
電子機器の中に含まれている金や銀などの希少金属を集め、再びそれぞれの金属として使えるよう、精製しなおす目的も含まれています。

電子レンジの処分方法はこの6つ!

電子レンジの処分方法はこの6つ!

では、家庭で不要になった電子レンジの処分は、どのようにしたらよいでしょうか。
6つの方法をご紹介します。

自治体のゴミとして出す

自治体のゴミ収集日に出すことができます。燃えないゴミや、粗大ゴミなどお住まいの自治体によって電子レンジの処分方法が異なりますので、事前にルールを確認しましょう。

リサイクル品として回収してもらう

一部の自治体では、燃えないゴミや粗大ゴミではなく、小型家電リサイクル法に基づいたリサイクル品として回収しています。回収場所も決められていますので、こちらも事前に確認をしましょう。

販売店での下取り

新しく電子レンジを購入した際、古くなった電子レンジを回収してもらえる場合があります。また、お店のキャンペーンなどによって下取りをしてもらえる場合もありますので、事前に確認をしましょう。

リサイクルショップでの買い取り

電子レンジは、今や家庭には欠かせない調理家電です。ハイスペックの電子レンジはもちろん、温め機能オンリーの電子レンジでも、一人暮らし世帯などには重宝されます。
そのため、リサイクルショップで買い取ってもらえる場合があります。

ただし、完全作動が認められ、製造年を基準に2~5年以内の品物に限るという場合も考えられるので、買い取りが可能か事前に確認をしましょう。

フリマ、オークションに出す

ほぼ未使用の状態である場合ならば、フリマやオークションに出すことも一案です。
地元のフリマなどでは現物を見て判断できるため、買い手が付きやすいメリットがあります。
ネット上のフリマやオークションでは、送料や発送方法がクリアになることと、スペックと動作に問題がないことが証明できれば買い手が付きやすくなります。

不用品回収業者に依頼する

大きく重たいものなので、一人では粗大ゴミや小型家電リサイクルに持っていくことができないという場合があります。

また、リサイクルショップでも断られるほど古い機種だという場合は、不用品回収業者に依頼して有償回収してもらう方法もあります。
電子レンジ1台だけでも回収してもらえるので気軽に利用してはいかがでしょうか。

電子レンジの処分にかかる費用相場

電子レンジの処分にかかる費用相場

電子レンジの処分を行う場合、「粗大ゴミ」として処分する方法と、不用品回収業者を利用する方法には処分費用が掛かります。自治体の粗大ゴミ収集を利用する場合は、500円~1,000円程度の処分費用が一般的です。

不用品回収業者を利用する場合は、3,000円~6,000円程度の費用が掛かるとみてよいでしょう。

どの処分方法がおすすめ?

どの処分方法がおすすめ?

これらの処分方法や掛かる料金を見て、シチュエーション別におすすめの処分方法を紹介します。

今すぐに処分したい人向け

「思い立ったが吉日」で、電子レンジを処分したいと思ったときに即行動したいという方は、粗大ゴミ収集などがおすすめです。収集日が存在する場合もありますが、収集センターで常時粗大ゴミを受け入れている自治体などもありますので、利用してみましょう。

また、不用品回収業者の利用も同様に、電話をすれば1時間ほどで担当者が駆けつけてくれます。電話での依頼は、24時間365日対応としているところもありますので、今すぐ行動をしたい!という方にはよいでしょう。

リサイクル意識が高い人向け

家電や携帯電話から、レアメタルを採取するというニュースを見たことがあるという方や、環境破壊を食い止めたいと考える人は、小型家電リサイクル法に基づいた家電回収を利用することもよいですね。
家電販売店へ回収をお願いすることや、リサイクルショップへ買い取りをお願いするという方法もよいでしょう。

一人ではなかなか処分できない人向け

自分一人では持ち運ぶことができない、忙しくて粗大ゴミ回収センターが営業中に搬入できないなどという場合は、不用品回収業者に依頼することがおすすめです。
WEBを経由して問い合わせもできますので、スマホやPCから直接問い合わせをした方が便利という方もおすすめです。

不要な電子レンジを処分したい!6つの処分方法と費用相場を紹介まとめ

まとめ

電子レンジは、小型家電リサイクル法に基づいてリサイクルが可能な家電だということを覚えておくと、処分を検討したとき費用を抑えて処分することができます。
ただし、大きく重い家電製品ですので、一人で持ち運べないという方や、仕事が忙しく自治体の粗大ゴミ収集に間に合わないという場合は、不用品回収業者を利用することも一案です。

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