社会的な問題になっているゴミ屋敷ですが、ある日突然ゴミ屋敷ができるわけではありません。
日頃の生活習慣などが積み重なってから出来上がるのがゴミ屋敷です。
そんなゴミ屋敷の予備軍になりえる習慣や人について詳しく紹介しています。
具体的にどのような習慣がゴミ屋敷を作り出してしまうのか、どのような人がゴミ屋敷を作ってしまうのか原因を追究して、そうならないような対策について紹介します。
目次
物が増える3つの原因
ゴミ屋敷にしてしまう人にはある特徴があります。どんな人がゴミ屋敷を作ってしまうのか詳しく見ていきます。
実際にゴミ屋敷化してしまいそうな予備軍になりそうな人の欲求を3つ紹介します。
◇所有欲
ゴミ屋敷化してしまう人の特徴として、所有欲が強い人は注意が必要で予備軍と言えます。所有欲とは、なんでも構わないのでほしいという願望を常に持っていてなんでも集めたがる欲求となります。
有料・無料関係なく何でも自分の手元に置いておきたいという欲求がゴミ屋敷化してしまう人に見られます。
スーパーで買い物をして弁当を購入した時に、自宅で食べるのに必要ないにも関わらずお箸をもらい、好きなアイドルのカードなどが出たらすぐ手に入れてなんでも持っておかないと気がすまない人です。
男女関係なく所有欲を持っている人はいます。
この人たちは予備軍であり、ゴミ屋敷化へ一直線で進んでいます。
◇流行に敏感
2つ目は流行に敏感な人は自分の部屋をゴミ屋敷にしてしまいがちです。今、流行りの洋服などを敏感に察知して自分で所有したいと思って、すぐに買ってしまいます。
実際に購入してもそれが自分の欲しいものではなかった場合は、そのまま部屋に放置されてしまいます。
この積み重ねによってゴミが溜まっていき、最終的にはゴミ屋敷となってしまいます。
いらないものを購入することでゴミ屋敷になるだけではなく、無駄使いの元になります。自分らしさを失ってしまいかねません。
◇常にお得感を意識している
3つ目は、10000円のものが10%オフの9000円で購入できるというように、バーゲンセールをやっていたりすると必要がないものでもつい購入してしまうような人は、ゴミ屋敷予備軍と言えます。
安いものはつい購入してしまうのではなく、必要なものを購入するようにしましょう。
ゴミ屋敷になってしまう3つの人物像
ゴミ屋敷になってしまう人には共通する人物像があります。
最近は隣近所との付き合いが薄れてきていて、ゴミ屋敷になるのを未然に防ぐのが難しくなっています。
ただ、ゴミ屋敷にしてしまう人には共通点があるのでその特徴を詳しく紹介します。
◇ゴミ屋敷にしやすい日常の行動
1.部屋のカーテンは閉め切っている
通常掃除をまめにする人は、窓を開けてから掃除をします。
掃除が終わったら窓から差し込む光を楽しむ傾向があります。
カーテンを常に閉め切っているということは、ゴミをためやすいというのではなく、日ごろ掃除をしないということです。
窓を開けてから風邪を通して心地よい自然を感じたいとは思っていないため、ゴミ屋敷にしてしまう確率が高くなります。
隣近所にいつもカーテンを閉め切っているような家は要注意です。
2.ゴミ出しの日を把握していない
ゴミ出しの日を把握していないと、出さなくてはいけない日に出せないことになります。
そうなるとゴミが部屋に溜まっていき、ゴミ屋敷になる確率が高くなります。
ゴミの種類によっても収集日が違うので一般ごみだけを把握していても、瓶・缶やペットボトルなどのゴミ出し日がわからなければ、ゴミが部屋に溜まってしまいます。
最低限ゴミ出し日を把握しておく必要があります。
3.何でも購入してしまう
食料品・衣類などは定期的に購入する必要はありますが、必要以上に購入する必要はありません。
必要ではないものまで購入してしまうと、その分部屋に溜まっていってしまい最終的にはゴミ屋敷になってしまいます。
物を購入する場合は、計画的に決めたものを購入するようにすれば、ゴミ屋敷になることもありません。
◇どう片付けたらいいのかわからない
物を購入しても、うまく片付けていくと物が溜まってゴミ屋敷になることもありません。
必要以上のものを購入した場合でも、捨てる作業をすれば物は溜まりません。
計画的に必要なものを購入する、片付ける、のどちらか1つでもかければゴミ屋敷へ一直線です。
片付けられない人の特徴を詳しく紹介します。
◇物を捨てられない
片付けるときの一番のコツは「物を溜め込まない」ことです。
それができないで物を捨てられない場合は、物が部屋に溜まってしまうということです。
うまく物を処分できないとゴミ屋敷予備軍になります。
◇ストレスを抱える
ゴミ屋敷予備軍になりやすいのはストレスを抱えてしまうことです。
ゴミ屋敷になる部屋の住人の一番の要因がストレスです。
ストレスを抱えていると何もしたくなくなります。その場合は、物をたくさん買ってしまったりします。
これがゴミ屋敷予備軍となります。
◇相談相手がいない
1人暮らしの高齢者などは、すでに友人などは先に亡くなっていて話し相手や相談相手がいない場合があります。
あと、女性でも看護師など普通のOLなどとは生活パターンが違う女性の場合も、近くに相談相手がいない場合があります。
このような場合はそこからストレスを感じ始めて、行動制限ができなくなり物を片付け作業をしなくなるケースもあります。
ゴミ屋敷予備軍を作らないようにするには
いろいろな理由でゴミ屋敷予備軍になってしまう人はたくさんいます。
そんなゴミ屋敷予備軍からゴミ屋敷を作らないようにするには、日常生活で決まり事を決めてから常に規則正しい行動を取るようにしましょう。
◇物を置かない
ソファーやイスに物を置いてからそのままにしている人も多いと思いますが、ソファーやイスの上に洋服などのものを置かないように心がけましょう。
一つでもイスやソファーの上に物を置いてしまうと、次から次へと物を積み重ねてしまいます。
常にソファーやイスの上は、座れる状態にしておくことが大切です。
これをするだけで、ゴミ屋敷予備軍にならずに済みます。
◇定期的に物を処分する
すでに買ってからいろいろなものが部屋のどこかにあります。
そんな大切な物でも、期間を決めてその期間中一度も使わなかった物は捨てるようにしましょう。
できれば、1年や2年と決めてからその期間中、一度も使わなかった物は捨てると決めておいて、いらないものを捨てるようにするとゴミ屋敷予備軍から抜け出すことができます。
◇1つ買ったら1つ捨てる
1つ買ったら1つ捨てることができれば物をため込むことはありません。
なかなかできそうにありませんが、決まり事として新しいものを購入した場合は、古いものを捨てるようにすればゴミ屋敷予備軍になることもありません。
特に洋服の場合、新しい洋服を購入して古くなった洋服をそのまま持っていると溜まっていきます。
そうならないようにするために新しい洋服を購入した場合、古い洋服を1枚捨てれば溜まることもありませんし、ゴミ屋敷予備軍になりません。
◇置く場所を決めよう
例えば、シャープペンやボールペンを使った後そのまま放置するのではなく、筆箱に入れて、置く場所をきちんと決めていれば、物があちこちに散乱することはありません。
洋服の場合は、着てから選択をした後は、整理ダンスにきちんと収納するようにすれば、部屋に洋服が散らかることはありません
ゴミ屋敷予備軍を一般人に戻すには
ゴミ屋敷予備軍にならないようにするためのやるべきことを前章で記述しました。
実際にそれらがきちんとできる人はそうはいません。
そこで、片付けが苦手な人は、どうしても部屋が散らかってからゴミ屋敷予備軍になってしまいます。
そうならないようにするために、もっとシンプルでだれでもできる方法を紹介します。
◇整理業者に依頼する
ゴミ屋敷予備軍になってしまった場合、なかなかなか自力では抜け出せないのが現状です。
それだけではなく、ゴミ屋敷予備軍になっていることすら気が付かないケースがほとんどです。
この場合、業者に依頼してから定期的に整理してもらうと大量のごみと化すゴミ屋敷になる前に対策できます。
部屋の中の整理整頓をやってくれる業者というものがあります。
お金がかかりますが、ゴミ屋敷になってから片付けることを考えると非常にリーズナブルな料金でやってもらえます。
◇基本中の基本!燃えるゴミや資源ごみを出す
基本中の基本ですが、普通にみんながやっていることをするように癖をつけさせることが大切です。
本人は気が付いていないことが多いので、回りの家族や知人が一緒になってゴミを捨てる手伝いをすることが大事です。
一般ごみと資源ごみだけでも定期的に捨てる癖をつけさせることで、ゴミ屋敷予備軍から抜け出せますし、ゴミ屋敷になることもありません。
ゴミ屋敷を作る予備軍たちまとめ
ここまで、ゴミ屋敷になりやすい人や、ゴミ屋敷にしてしまう行動について詳しく紹介してきました。
ゴミ屋敷にしないためにも、本人に自覚を持たせて回りの人たちが一緒になってゴミ屋敷予備軍から脱するための行動について紹介してきました。家族や知人にゴミ屋敷予備軍の人がいる場合、参考にしましょう。