ゴミ屋敷になってしまった場合、そのゴミの片づけを自力でできる物か業者に依頼した方がいいのか、判断基準がわからない人は多いのではないでしょうか。
具体的に自力でできる許容範囲や業者に依頼した方がいいときの判断基準について詳しく紹介します。
基準をもとに業者に依頼した方がいいと判断された場合の、業者への依頼するときの注意点やどのような依頼方法がいいのかについても詳しく紹介します。
目次
ゴミ屋敷自力で片付ける
何らかの理由で部屋をゴミ屋敷にしてしまったときに、これ以上は耐えられないどうにかしたいと思ったときに自力で片付けられるのでしょうか?
誰もがやってしまいそうなゴミ問題で、片づけを自力でするために必要な作業について詳しく紹介します。
◇自力で片付けられる基準
ゴミ屋敷を片付けるのに自力でやるか業者に依頼した方がいいのかの判断がつかないことがほとんどです。その場合、自力でできる基準とはどんな感じなのでしょうか。
具体的に自力で片付けられるのは3LDKまでです。
それ以上の広さになると自力ではなかなか片付けられません。
部屋の広さが3LDK以内の広さでも、キッチン・風呂・洗面所が正常に機能していなければ自力ではできません。
◇片付ける準備
自力でできるゴミ屋敷の場合でも、1人で片付けるのは難しいです。
大物を運んだりしなければいけなくなるので、できれば2人以上手伝ってくれる人が必要です。
人が集まったら、次に必要なのは片付ける期間です。
1日で片付けられる広さであればいいのですが、降ゴミを回収したり、いるものといらないものを区別したりする必要もあます。
その後回収したごみを分別して行政のゴミ回収や民間のゴミ回収業者などに依頼してきてもらわなければいけません。
その手続きをして回収してもらう日なども考えると、ゴミ屋敷の片付けには3日程度必要になります。
自力で片付けるときの手順
自力で片付けると決めたら、片付けていくだけです。
ゴミ屋敷の片づけはそう簡単ではありません。
手順を踏んで片付けていかなければ短期間できれいにすることは不可能です。
始める前に片付けの手順をしっかりと把握してから始めましょう。
そのための手順をわかりやすく紹介します。
◇害虫駆除
ゴミを片付けるときに害虫が出てきて身体を張ってきたりすると、どんな病原菌を持っているかわからないため大変です。
ゴミ屋敷の片付けに入る前に殺虫剤を使って害虫駆除を行います。
玄関と各部屋に殺虫剤を置いてから殺菌します。
すると、ほとんどのゴキブリやハエなどは殺すことができます。
これをするのとしないのでは、その後に行う片付け作業のスピードが変わってきます。
◇玄関入り口から片付ける
殺虫剤で害虫駆除も終わると、片付け作業に入ります。
最初にゴミを出すための通路を作らなければいけません。
一番大事な玄関のゴミの片づけから入ります。
床にまで散らかっている食料品が残っているゴミやビンカンなどがあると回収するためのゴミ袋も一般ごみと不燃ごみ用の袋を用意しておきます。
1つずつ拾いながら回収していきます。
◇ゴミを回収する
玄関のゴミの回収が終わると順番に廊下から部屋へゴミを回収していきます。
部屋まで行きついたら、1部屋ごとにゴミを回収していきます。
部屋のゴミを回収するときに捨てるゴミ・残しておく物・思い出の品物の3つに大きく分けられます。
後で分けるのではなく、回収しながら仕分けしていくとあとの作業が楽になります。
◇ゴミの処分
玄関・廊下・部屋・キッチン・トイレ・風呂の順番で片付けていきゴミを全て回収し終わったら、回収したごみの処分をします。
回収するときにある程度仕分けしているはずなので、一般ごみはそのまま行政の燃えるゴミとして捨てます。
ビンカンなどは収集日まで保管しておいて捨てます。
残しておく物はそのまま置いておいて、部屋の清掃に入ります。
清掃は事前に用意しておいた洗剤と道具を使って順番に清掃作業を行っていきます。
あとはきれいに清掃作業まで終わると、外に出しておいた家具や家電製品に、思い出の品物を家の中に移動します。
これで、ゴミ屋敷の自力での片付けが完了です。
自力で片付けるときの手順
ゴミ屋敷を自力では片付けられない場合は、不用品回収業者に依頼して部屋の片づけから回収まで行ってもらうと短時間でできます。
業者に出すと費用が発生します。
業者に依頼時の費用の相場や注意点を詳しく見ていきます。
◇部屋丸ごと処分の時の費用
業者に依頼の仕方として、大きく2つあります。
1つ目はゴミ屋敷の片付け、清掃、ゴミの回収など丸ごと依頼する方法があります。
この場合は、料金は高くなりますが、自分では何もする必要がありません。
ワンルームの場合で27000円程度から依頼できます。
部屋の広さに合わせた料金相場あるのでどのくらいお金が必要なのかは業者ごとに代わってきます。
ゴミ屋敷の片づけは自力でやって、出てきたゴミの処理を業者に依頼する手もあります。
◇部屋丸ごと依頼時の注意点
ゴミ屋敷をきれいにするまでの、片付け・清掃・回収作業の3つを業者が提供しているサービスとなります。
ゴミ屋敷を片付けて部屋の全貌が見えてくると、清掃がどれだけ難しいかがわかるはずです。
そこで、自力で片付けるのではなく、業者に依頼して片付けようと考えた場合、どのようにしたらいいのでしょうか。
業者選びを間違えると不法投棄や割高の料金を払う羽目になります。
そうならないようにするために業者選びの注意点を紹介します。
◇買取りがあまりできない業者は避けるべき
ゴミ屋敷なので出てきた物は全て捨てる物とは限りません。
ゴミの中には売れる品物も含まれている可能性があります。
そんな売れる品物を瞬時に判断で来て、買い取りをしてくれる業者を選ぶ必要があります。
高額のお宝がゴミの中に含まれている場合、ゴミ回収の作業料金以上の価値がある可能性があります。
その場合は、お金を支払わないで入ってくる可能性があります。
ゴミ屋敷をタダで片付けてくれてお金ももらえるという最高の状況になることもあります。
◇回収したごみを不法投棄されない業者を選ぶ
ゴミの片付けの料金が非常に安い業者なども要注意です。
ゴミ屋敷の片づけだけではなくゴミの回収作業まで行って、業者のゴミの片づけ料金程度しかかからないような業者は、不法投棄の可能性が出てきます。
そんなこととは知らないで不法投棄をされたからといって、違法行為をするような業者には依頼しないようにしましょう。
その為、業者の規模や実績などは依頼する前に事前に調べてから依頼します。
ゴミ屋敷不用品回収業者依頼時の注意点
ゴミ屋敷のゴミの回収と清掃作業はいろいろな回収業者があるので選びやすくなります。
ゴミ屋敷を家ごと処分したい場合はどうなるのでしょうか。
家と中の家具なども全て処分したいという場合は回収業者ではなく解体業者になります。
解体業者は室内に家具やゴミなどが散乱していても依頼を受けてくれるのでしょうか。
その辺を詳しく紹介します。
◇家具ごと家屋を取り壊し
ゴミ屋敷を丸ごと買いたいしたいというときに依頼するのは回収業者で半句、解体業者になります。
実際に解体業者に依頼して引き受けてくれるのでしょうか?
解体業者にゴミ屋敷のゴミごと家の解体を依頼することはできます。
解体後にきれいにゴミを回収してから更地になります。
これだと後を残さずきれいにできるので便利そうに見えます。
ただ料金の面で考えると、通常ゴミを回収してもらうときの10」倍以上かかります。
おすすめはできません。
◇処分費用はどのくらい掛かるの?
ゴミ屋敷を一軒丸ごと処分する場合、解体業者に依頼すると簡単に作業が終わります。
ただし、料金面は1回収業者の10倍以上かかります。
これには理由があり、解体業者が回収したごみは産業廃棄物に分類されるので、料金が割高になります。
ゴミ屋敷に鳴ってしまったときに、家ごと壊すのはあまりお勧めできません。
家は残しておいて、回収業者にゴミの回収はしてもらってから解体業者に家の立て壊し作業を依頼した方が安くなります。
ゴミ屋敷を丸ごと処分!自分でする?それとも業者に依頼?まとめ
ゴミ屋敷の自力での片付け方法や業者に依頼した場合の片付け方法などを紹介しました。
どちらに依頼した方がお得なのかを、その場の状況に合わせたやり方がわかったのではないでしょうか。
自力でするのが良いや業者に依頼した方が良いなどと、単純な選択ではありません。