ゴミ屋敷の一般的な考え方としては、汚い臭い回りに迷惑をかけるというように、悪いことばかりがあります。
ゴミ屋敷になってから行動すると手遅れ感があるので、そうなる前にやるべきことをやれば何も問題はありません。
ゴミ屋敷を予防するための行動やゴミ屋敷になった後の対処法についていくつか紹介します。
ゴミ屋敷とはどういうものか
日ごろのゴミの量はどのくらい出るのでしょうか。
過程で1日に出るゴミの量は0.5㎏程度となります。
これが毎日だと1年間で183㎏もゴミが出ます。
これらのゴミを溜めて言うと1年間で相当なゴミ屋敷になります。
ゴミを捨てないで溜めている人は間違いなくゴミ屋敷ということです。
◇ごみ屋敷の原因
ゴミ屋敷にしてしまうのに特別に何をしているというわけではなく、ゴミ出し日に出せないでいるとあっという間に溜まってしまいます。ゴミ屋敷にしようとしているのではなく、つい溜まってしまいます。
物を捨てられない人は、間違いなく衣類などが徐々に増えていき、部屋の収納に入らなくなります。
床に置き始めて、床には山積みになった捨てられないものがあふれてしまいます。
◇ゴミを捨てないとこうなる
毎日のゴミの量を考えると、週に2回程度の可燃ごみの回収が自治体の方でありますが、それに出さないで溜めていくと1か月でゴミの山になります。
ゴミを捨てる時間帯に家にいなかったら、家族の誰かがゴミを部屋に置きっぱなしにしているとあっという間にゴミの山ができます。
あとは、物を捨てられない人は部屋中がものだらけになります。
ゴミの山が、生活スペースを侵食していき、寝るスペースもなくなってしまいます。
最終的には、ゴミの中で寝るようになります。
ゴミは悪臭も発するので、嫌な臭いの中で生活を余儀なくされます。
ゴミ屋敷の予防する方法
そもそも、ゴミ屋敷になる前にきちんとした対策をしていれば、悩むこともありません。
ゴミ屋敷になってから何かやろうとするとトラブルになり膨大な費用が発生します。
日常生活の中で、回りを含めたみんなが気を付けていれば何も問題はありません。
家のメンテナンスと住人のメンテナンスを怠らないようにするために必要な行動を詳しく紹介します
◇ハウスクリーニングを定期的に依頼する
ゴミ屋敷にしてしまう人は、自分で片付けや掃除をしない人がほとんどで、これを解消するには業者に依頼して定期的に片づけと掃除をしてもらうとゴミ屋敷にならずに済みます。
ハウスクリーニングという業者があるので、ゴミ屋敷になる前であれば、代わりに部屋をきれいに掃除してくれます。
◇高齢の親を定期的に見に行く
高齢者の1人暮らしの場合、身体の自由があまりないのでどうしてもゴミを溜めてしまいます。
認知症になっていると特に部屋が汚くなりやすく、定期的に様子を見に行かなければどういう状態になるか想像もつきません。
親が高齢者で認知症を発症している場合へ、定期的に様子を見に行ってあげて、片付けと掃除をしてあげないと自分ではできません。
◇自治体に早めに相談する
身内ではなく、近隣の家でゴミが玄関先や庭にまであふれているのを見つけた場合、直接住人に言うのではなく、行政の福祉課に電話をするか行ってから状況を説明して解決してもらえるようにするのが一般的です。
できるだけ早い段階で相談しないと手遅れになってしまいます。
ゴミの量が少ないうちであれば、対処もしやすいですが、ゴミの量が増えすぎると、行政でもなかなか対応できません。
◇ゴミ出しを習慣化する
ゴミ出しを習慣化させるとゴミがたまることはありません。
当たり前のようで、ゴミ屋敷にする人にとってはできないことで、その習慣化することが重要です。
その第一歩としてゴミ箱を置いて、捨てるように習慣をつけます。
ゴミ箱にはビニール袋を入れてから、ゴミ出しをするときはビール袋を取り出して行政の燃えるゴミ袋に入れるだけですぐに捨てられます。
この2つを習慣化すれば、部屋がゴミであふれることはありません。
◇無駄な買い物をしない
部屋が物でいっぱいになるのは、宇余分なものを追買ってしまう人に宇良く見られます。
本人はそんなつもりはないのですが、つい衝動買いしてしまいます。
買ってから、いらないものを捨てれば問題ないのですが、古いものも一緒に保管していると、物がどんどん増えていき収納スペースがなくなってしまいます。
◇収納と掃除をする癖をつける
物があふれるということは、次から次へと物を購入して溜まっていくことにあります。
収納と掃除をきちんとするのに効果的なのが、定期的な来客です。
来客があると、整理整頓と掃除をします。
来客が部屋の、片付けの要因になります。
ゴミ屋敷にすることで起きるトラブル
ゴミ屋敷は一軒家だけではなく集合住宅内でも起こりえる現象です。
どんな理由があろうとも厳格な理由でゴミ屋敷を片づけます。
◇ゴミ屋敷が資産価値を下げている
ゴミの中には生ごみなども含まれるので、床や、壁が汚れたりして悪臭を放つこともあります。
さらには、ゴキブリやダニなどが大量に発生するので家が傷んでしまい資産価値が損なわれます。
賃貸の場合は、退去時に修復費用として相当な料金を請求されます。
ゴミは思わぬ結果を招いてしてしまうことを忘れないようにしましょう。
◇放火や不法投棄の影響
ゴミ屋敷にしていると、ゴミを捨ててもわからないと思われて不法投棄をされる可能性もあります。
夜間に放火魔に襲われることも考えられます。
自分以外の人によって悪質な被害を受けることになりかねません。
◇集合住宅でゴミや市営住宅があると即時退去もあり得る
自分の家であればいくらゴミの山にして部屋を汚しても問題はありません。
ただし、これが賃貸住宅の場合は、そうはいきません。
ごみ屋敷にしてしまうと原状回復をさせられて即時退去をさせられる可能性もあります。
原状回復をする義務が借主にはあります。
ゴミ屋敷にしてしまうと相当なリフォームが必要になります。
百万円以上のリフォーム費用を請求されることもあります。
◇ゴミ屋敷が遺産として残される
親兄弟が借りていて、本人がゴミ屋敷の状態で亡くなった場合、そのゴミ屋敷の回復費用などは残された法定相続人、すなわち親兄弟が支払う義務があります。
家族の誰かが賃貸物件をゴミ屋敷にしているときは、残されたゴミ屋敷負の遺産として引き継がなければいかなくなります。
ゴミ屋敷のトラブルを解消する方法
ゴミ屋敷はいろいろなトラブルが起きます。
いろいろなケースが考えられて、それぞれに対応した対策を行います。
今まで無事に生活をしていたのが急にゴミ屋敷化してしまうといろいろな対応策が考えられます。
その中でも、適切な対処をする必要があります。
◇近隣にごみ屋敷ができたら行政に相談する
近隣にゴミ屋敷ができてしまった場合、近隣住民でゴミ屋敷の住人と話し合いをしても聞きいれてくれない場合は、行政に相談して打開策を考える必要があります。
賃貸物件の場合は、不動産の管理会社と相談して対応策を考えます。
◇賃貸物件は夜逃げに注意
最悪のケースは賃貸住宅の場合、ごみ屋敷をそのままの状態で夜逃げをされてしまうことです。
万が一夜逃げされた場合は、契約書に「物が残されている場合は家主が処分してもよい」となっていれば、自由にゴミを処分できます。
ただしその時にかかる費用は相手が見つからなければ家主が出さなければいけません。
◇最終手段に出る
ゴミ屋敷が改善されないで、回りの住民にも影響して家屋自体が崩壊するような場合は、強制代執行ができます。
あくまでも、ほかに手段がなくて、家屋の倒壊の危険があるようなときのみ有効な手段です。
まずは住人とのコミュニケーションを取り、自主性に任せる必要がります。
やっちゃった!ゴミ屋敷に関する予防と対処法!まとめ
ゴミ屋敷になぜなるか、ゴミ屋敷にならないようにするための日常生活での作業について紹介してきました。
ゴミ屋敷と回りの住人がどのように向き合えばいいのかについても紹介してきました。
ゴミ屋敷になりそうな家族がいる人などは役に立つ情報ばかりを紹介しているので参考にしてみましょう。
自分の家族にゴミ屋敷が出ないようにするためには参考になる情報ばかりです。