ニュースで最近、話題になるのがゴミ屋敷問題です。
人体にも感染症など悪い病気にかかる可能性があります。
ゴミ屋敷を放置しているととんでもない危険性がるということを理解できるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷は単純にゴミが大量にある住宅だけの問題でないという事を詳しく紹介します。
目次
ゴミ屋敷への陥落
ゴミ屋敷になった場合、本当に見るも無残な汚い状態になっています。
そこまで汚くなるまでなぜほったらかしにできるのだろうかと、思う人は多いのではないでしょうか。
当事者はしたくてしているわけではなく、いろいろな要因が重なって仕方なくゴミ屋敷になっているのではないでしょうか。
ただし、そのまま放置しているととても危険なことがたくさん起こりえるのも事実です。
◇依存症によるゴミ屋敷化
ゴミ屋敷になる要因としていくつかありますが、その1つが依存症です。世間一般でいわれる買い物依存症が、物をため込んでしまって最終的にはゴミ屋敷に鳴ってしまいます。
衣服を次から次へと買い込んで家中が衣服でいっぱいになるケースや、寂しさを紛らわすためにいろいろな物を買い込んで溜まっていくケースなど、様々な買い物依存症がゴミ屋敷にしてしまいます。
◇認知症や精神疾患によるゴミ屋敷化
ゴミ屋敷にしてしまう要因として精神疾患によるゴミ屋敷化というのが良くあります。
精神疾患には、認知症。うつ病など様々な精神疾患があります。
特に多いのは高齢者が発症しやすい認知症です。
認知症にかかると自分の身の回りのことをできなくなり、ゴミを捨てるという行動自体もできなくなってきます。
ほかには、若い世代でもかかるうつ病です。
うつ病はストレスや過労などでかかりやすく、一度かかるとやる気がうせてしまって何もしたくなくなります。
ゴミ屋敷の健康被害の問題
ゴミ屋敷はゴミで埋め尽くされるだけではありません。
恐ろしいのはゴミによって発生する害虫、細菌やウィルスなどが考えられます。
ゴミが長い期間放置されていると、ほこりやカビなどが発生します。
健康に悪影響を与えるはわかっています。
健康被害は深刻な問題です。
◇害虫による被害は恐ろしい
ゴミ屋敷になると本や雑誌程度であればいいのですが、弁当の食べ残しやジュースなどの飲み残しなどがあると害虫を呼び寄せてしまいます。
ゴキブリ、ハエ、ネズミなどが食べ残しによっていて、ハエは卵を産み付けてから大量に発生することもあります。
大量に発生した害虫はゴミ屋敷だけでとどまらず、近隣の住宅にも侵入して害を与えてしまいます。
近隣住宅にも迷惑をかけてしまいます。
◇さらに恐ろしい害虫による感染症
害虫が発生するだけではなく、害虫によってウィルスや最近を持ってきます。
人が生活をしている空間にも細菌やウィルスを運んでくるので、知らないうちに感染症になる確率が高くなります。
大腸菌や赤痢菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、O-157などをハエが媒介して感染症を発症します。
とても危険な細菌たちを媒介してしまいます。
長い期間雑誌や衣類などを放置しているとほこりなどが蓄積してダニが大量発生することもあります。
ダニは嘔吐や下痢、発熱、頭痛、けいれん、意識障害、出血症状などさまざまな症状を引き起こします。
◇アレルギー
ゴミ屋敷になると、ハウスダスト・ほこり・カビが蔓延して慢性的なアレルギーを発症することもあります。
症状がひどくなると呼吸困難を引き起こして、呼吸ができなくなったりします。
最悪、死に至ることもあり得ます。
◇目に見えない精神の異常
ゴミ屋敷にしている人は、ゴミでも他人に文句を言われたり、注意をされると性格が荒く怒鳴り声をあげたりします。
ゴミ屋敷になると急に性格が変わったりして、精神的にも普通ではなくなる可能性があります。
通常とは違うゴミに囲まれた環境は人を攻撃的にしたりして性格が変わってしまうことがあります。
ゴミ屋敷の隣人は大変
ゴミ屋敷で困るのは本人だけではなく回りの環境にも様々な害を与えます。
隣人たちも色々と被害を受けます。
臭い、害虫被害、病気などゴミ屋敷から受ける被害はいくつもあります。
隣にゴミ屋敷があるために気を付けなければいけないことがたくさん出てきます。
では、ごみ屋敷の住人に注意をすれば解決するかと言えばそうでもありません。
◇害虫による感染症に注意
ゴミ屋敷が末期症状を迎えるときには隣人宅にも被害が起きています。
最近やたらとゴキブリが増えてきたなどは、間違いなくゴミ屋敷による影響です。
隣人宅に影響を及ぼすのはゴキブリだけではありません。
ハエ・ネズミなど様々な害虫が侵入してきます。
害虫に直接触れないようにしましょう。
◇近隣住民が気を付けること
近隣住民は文句を言いたくなります。
気を付けなければいけないのが、ゴミ屋敷の住人は何らかの精神的な病にかかっている可能性があります。
近隣住人が直接ゴミ屋敷の住人に注意をしたりすると、攻撃的になり被害を受けることになりかねません。
近隣住人が直接ゴミ屋敷住人と話し合いをしたりはしないようにしましょう。
どうしても話さなければいけない場合は、数人で話し合いをするようにします。
◇清掃をする人が気を付けること
家族などが片付けるときだけではなく、プロの業者が片付けるときでも気を付けなければいけません。
蓄積したゴミが一気に崩れ落ちてきてけがをする可能性があります。
また、ゴミを撤去している最中にゴキブリやネズミなどが一気に出てきたりもします。
どこからどんな害虫が出てくるかわからないので注意が必要です。
むやみやたらと片付けるのではなく、計画的に順番に片付けていく必要があります。
ゴミ屋敷の対処法
ゴミ屋敷が近くにある場合、そのまま見過ごすわけにはいきません。
そのうち、自宅に害虫が侵入してきたり、悪臭に悩まされたりする可能性があります。
そうなる前に何らかの対策をしなければいけません。
近隣住民ができるゴミ屋敷対策を詳しく見ていきましょう。
◇住民がゴミ屋敷住人との直接交渉はNG
ゴミ屋敷が回りの環境にまで影響するようになると、隣人たちも黙ってみているわけにはいきません。
だからと言って直接交渉するのは危険が伴います。
近隣住人は丁寧な扱いをしながらゴミを片付けるのを協力するから片付けましょうと持ち掛けても、ゴミ屋敷の住人は話が分かる人ではないケースがほとんどです。
話が分かる人であれば、そもそもゴミ屋敷にはしていなかったのではないでしょうか。
逆切れして、嫌がらせを受ける羽目になってしまいかねません。
◇行政が対処する?
近隣住民が直接交渉できないのであれば、行政に相談してから強制撤去してもらえばいいと考えるかもしれませんが、そう簡単な話ではありません。
いくらごみと言っても個人の所有物になるので、行政でも勝手に敷地内のゴミを撤去できません。
行政の中には迷惑防止条例を制定してから強制的にゴミを撤去できるところもありますが、撤去するときにかかる費用は市民の税金で行われるわけです。
費用の問題でなかなか強制撤去ができない状況です。
◇近隣住民が全員で声を上げる
近隣住民が直接交渉をするのも、行政に任せるのも難しいとなると、大勢の近隣住民がタッグを組んで声を上げることぐらいです。
行政に相談する場合でも、1人で相談するのではなく、代表を何名かで回りの住民の署名を一緒にもっていくと、動かざる負えなくなります。
ゴミ屋敷の解決の糸口が見つかるかもしれません。
ゴミ屋敷になるまでの過程!ゴミ屋敷の解決法まとめ
知らない間にゴミ屋敷になってしまい様々なトラブルが発生することについて紹介しました。
対処法を間違えないようにしなければ、2次被害に発展する可能性もあることが分かったのではないでしょうか。
できるだけ、ことを荒立てないで近隣住人と業者がタッグを組んで解決する方法について勉強できるので参考にしましょう。