子供の成長とともに布団が不要になった、使わないままのお客様用布団を処分したいなど、押し入れの中の布団を処分したいという声も高まっています。
では、布団の処分はどんなゴミとして処分したらよいのでしょうか。
目次
布団は粗大ゴミ?それとも燃えるゴミ?
布団といっても色々な種類があります。
敷き布団や掛け布団、毛布は粗大ゴミに分類される自治体がほとんどで、寝具で用いられるタオルケットは、「資源ゴミ(布類)」としてリサイクルされる自治体もあります。
布団カバー類も「資源ゴミ」として出すことができますが、汚れや破れが著しい場合は小さくカットして「燃えるゴミ」として出すことができます。
ただし、自治体によって取り扱いが異なりますので、ゴミ収集のルールを確認したのちに処分するようにしましょう。
布団の処分方法は5つある!
布団の処分方法として5つの方法があります。ひとつずつ見ていきましょう。
自治体のゴミとして出す
先に記した通り、自治体の粗大ゴミとして処分することができます。処分費用は自治体によって異なりますが、50キロ当たり500円程度の処分費用となるようです。
布団販売店に下取りしてもらう
布団販売店が下取りをしてくれることがあります。ただし、そのお店で新品の布団を購入した場合などに限るといった条件が付く場合も。
羊毛や真綿布団などは、場合によってはリサイクルが可能ですので、引き取ってくれる寝具店もあります。
引っ越し業者に依頼する
引っ越し時に布団が不要になる場合もあります。
そういったときは、引っ越し業者に不要物引き取りをお願いしましょう。
費用面は、引っ越し業者によっても対応が異なりますが、布団1組で数千円程度と見積もっておきましょう。
不用品回収業者に依頼する
車がないので、粗大ゴミとして収集場所へ搬入できないという場合などは、不用品回収業者に回収を依頼することも一案です。
不用品回収業者に依頼した場合、寝具は5,000円~10,000円程度の回収料金となるようです。
不用品回収を行うECOクリーンでは、事前に見積もりを提示したうえで回収の契約を行います。顧客が納得してからの契約となるので、このような業者を選ぶことも一案です。
寄付する
不用品を集めている団体に布団を寄付することで、先進国などで使ってもらえることがあります。
ただし、東京や横浜などにある団体へ、直接発送することが前提です。
このときに団体へ向けた布団の送料と、日本から先進国へ発送するための送料や事務手数料が求められ、費用はすべて含めて3,000円~5,000円ほどかかるようです。
また、毛布などは動物愛護団体などで必要としていますので、お近くの団体に問い合わせてみることもよいですね。
ベッドのマットレスも布団と同じように処分することは可能?
マットレスには、コイルマットレス・スプリングマットレス・反発性があるウレタンマットレス・樹脂マットレスなどがあります。寝心地や沈み込みの好みなどで使い分ける人もいるほどです。
買い替えなどが理由で、ベッドのマットレスも処分したいという人が見られますが、マットレスも布団と同様に粗大ゴミとして扱われます。ただ、布団と異なり、コンパクトにまとめることができませんので、乗用車にも収まらないことがほとんどでしょう。
このような場合は、不用品回収業者に依頼することも一案です。
こちらも、布団の回収料金に近い金額で回収してもらえるメリットがあるため、一人では運べないという人でも、安心して託すことができるのではないでしょうか。
布団やマットレスはどのタイミングで買い替える?
布団やマットレスには寿命があります。
素材や材質にもよりますが、一般的には敷き布団・掛け布団ともに3~5年ほどとされています。ただし、和式布団は、綿を打ち直すことで再び新品のような感覚で使うことができるので、寝具店で「打ち直し」を依頼するとさらに寿命を延ばすことができます。
布団を使い続けることで困るのは、ボリュームが減ってしまうという、いわゆる「ヘタり」ではないでしょうか。
今では「ウォッシャブル布団」も存在していますし、布団が丸ごと洗えるコインランドリーや宅配クリーニングもありますので、思い切って洗濯してみることでも布団を長持ちさせることができます。
においがある、カビが生えた、嘔吐やおねしょなどで汚れているという場合は、衛生的にもよくありませんので、寿命を問わず買い替えをしましょう。
マットレスは、ウレタン製のものや金属のスプリングやコイルが入った製品があります。
劣化しないよう加工されていても、汗を吸うほか金属疲労などで経年変化していきます。寿命としては10年間を目安にするとよいでしょう。
コイルが壊れて飛び出てしまったなどという場合は、寿命を問わず買い替えとなります。
布団は何ゴミなの?布団の処分方法やかかる費用を紹介まとめ
布団は粗大ゴミとして処分することになります。ゴミとして処分することが惜しい品物の場合は、リサイクルや寄付といった方法もあります。大きなものですので、一人で処分ができないという場合は、不用品回収業者へ依頼を検討することも一案です。
大きな不用品はどうしても処分が後回しになってしまいますが、しまい込んだままでは不衛生でもあるので、早めの処分が大切です。