モニターを破棄しなければいけなくなったときに、どのような破棄の方法があるのかわからないという人には必見の情報となります。
モニターを破棄する方法や破棄以外の処分方法があるので詳しく見ていきましょう。
学んでおくといざモニターを破棄する時期が来たときに役に立ちます。
目次
モニターの処分は家電リサイクル法に従うの?
液晶モニターを破棄するときは、サイズがコンパクトなものでも普通ゴミとして出してはいけません。
だからと言って、粗大ごみで出そうとしても「リサイクルしましょう」などの注意書きのみで扱っていません。
捨てるに捨てられないモニターは、破損してしまい、買い替える際はどうすればいいのでしょうか?
モニターの処分方法を詳しく紹介します。
◇家電リサイクル法で回収可能?
家電リサイクル法を知っていますか?
家電リサイクル法とは、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機を対象にした、リサイクルを義務付けされている法律のことになります。
たまに、「ディスプレイとして使っているものなのだから、テレビと同じ扱いではないの?」と思う人もいますが、パソコンのディスプレイとして使っている液晶モニターは対象外となります。
また、テレビチューナーを付けてテレビとして使っていても、パソコン用の液晶モニターは対象外になります。
◇小型家電リサイクル法とは?
家電リサイクル法では取り扱ってもらえず、普通ゴミでも粗大ゴミでもないとなるとどう処分したらいいのでしょうか?
液晶モニターが家電リサイクル法は、2001年4月に施行され、2003年に改正施行されました。
小型家電リサイクル法は、パソコンリサイクル法とも呼ばれており、メーカーに小型家電の回収を義務付けしています。
液晶モニターやパソコン周辺機器を破棄する場合は、小型家電リサイクル法が適用されます。
モニターを破棄処分する
小型家電リサイクル法で、液晶モニターはリサイクルすることを義務付けられていますが、実際どうリサイクルしてもらえばいいのでしょうか?
液晶モニターを回収してもらうには以下の4つの方法があります。
◇自治体で破棄する
2003年に改正された小型家電リサイクル法が規定されたために、自治体でのモニターを粗大ゴミとしての回収は行っていません。
そのため、液晶モニターを粗大ゴミとして回収に来てもらうことは出来ません。
しかし、自治体によっては役所や家電量販店などで回収ボックスを設置しているところがあります。
回収ボックスに自分で持ち込む必要がありますが、廃棄方法の1つになるので、自治体にどこにあるのか聞いてみることをおすすめします。
◇メーカーで破棄する
小型家電リサイクル法では、メーカーに回収してもらうことが義務付けられています。
そのため、一番思いつきやすいのではないでしょうか。
メーカーに問い合わせをすると回収に来てもらうことが可能です。
小型家電リサイクル法が規定された2003年以降のたくさんの製品には、リサイクルマークがついています。
リサイクルマークのついている製品は、対象製品なので無料で回収してもらえます。
リサイクルマークがない製品は、有料になります。
有料の場合の料金は、3000円~4000円と言われています。
しかしモニター種類によって異なる場合があるので、念のために「対象なのか・有料の場合はいくらなのか」を聞くことをおすすめします。
◇家電量販店で買取してもらえる?
買い取りに対応している家電量販店やリサイクルショップでは、破損していない場合は受け付けてもらえます。
買取をしてもらう場合は、次に使う人がいると考えてからデータが残る製品の場合は消去してもらえます。
持ち込みや配送など、様々な方法があるので依頼する店で聞きましょう。
また、買取以外にも下取りをお願いする方法もあります。
新しいものを買うときに、同時に下取りもしてもらうのもすべてが解決します。
◇リサイクル業者を利用する
広域対応をしている業者や地元の業者など様々な業者があるので、一概には言えませんがリサイクル業者を利用する方法もあります。
有料回収や無料回収、買取など業者によって違うために自分で調べる必要がありますが、
メーカーにお願いすると有料の場合の方におすすめです。
リサイクル業者を利用するときの3つのポイント
リサイクル業者を利用するのは、買取が近くで行われていない場合やメーカーで有料の場合におすすめです。しかし、リサイクル業者に頼む場合は悪徳業者などもあるので詳しく調べる必要があります。
◇回収方法と回収費用
信頼できる業者とは、一般廃棄物回収運搬業許可と、古物商の許可を得ている業者になります。
不用品回収業を行う際に必要なのが一般廃棄物収集運搬業の許可で、物の売買を行う際に必要なのが古物商の許可となります。
これを持っていない場合は、リサイクル業者としての仕事は出来ません。
HPなどに記載されている会社概要に記入されているはずなので確認することをおすすめします。
◇業者選びが重要
信頼できる業者とは、一般廃棄物回収運搬業許可と、古物商の許可を得ている業者のことです。
一般廃棄物収集運搬業の許可とは、不用品回収業を行う際に必要で、古物商の許可とは、物の売買を行う際に必要です。
これを持っていない場合は、リサイクル業者としての仕事は出来ません。
HPなどに記載されている会社概要に記入されているはずなので確認することをおすすめします。
◇口コミを調べる
口コミは爆発的に売れている商品などなら書き込みが多いですが、リサイクルなどの口コミはあまり多くありません。
そのために調べることは難しいかもしれませんが、もし悪い印象を持つ口コミが多くある場合は注意が必要です。
会社概要をネットで確認するついでに、口コミや実績についても調べておくとスタッフの対応も安心できます。
◇悪徳業者に要注意
リサイクル業者の多くは優良業者ですが、まれに詐欺のような商法を行い、使えるものを回収するように脅迫する詐欺業者がいるのは確かです。
上記で書いた通り、信頼できる業者か調べることで対策は出来ますが、そういう業者もいることを知っておくことをおすすめします。
会社自体は健全なのに、スタッフが詐欺まがいなことをする人だった場合など事前に調べておいても被害にある場合もあります。
その場合は、消費者庁や警察に通報することを伝えましょう。
◇女性の場合は、女性スタッフがいる業者を選ぶべき
1人暮らしの女性の場合は、男性が家に来るのが嫌な人もいます。
その場合は、「女性スタッフに回収に来てもらえないか」を問い合わせで聞くことをおすすめします。
リサイクル業者によっては、男性スタッフが多く断られる場合もありますが、女性スタッフに来てほしい理由を伝えると配慮してもらえる場合があるので、どうしても気になる人は気軽に聞きましょう。
◇モニター以外でも回収してもらえるものはないか
業者によっては、ラックなどの金属類なども取り扱っている場合があります。リサイクル対象の物が、液晶モニターだけなのかを事前に確認しておくことをおすすめします。
回収時に追加でお願いすると断られる場合もあるので問い合わせをする前に確認しておきましょう。
モニターの寿命が近くなった!どうしよう
モニターとはどのようなものか、使い方で寿命に差が出るのかなどを見ていきましょう。
◇モニターの種類
モニターのサイズはさまざまで、A4サイズ2枚が左右に並ぶほどの大型なものから、持ち運びが可能なコンパクトで薄型なものまであります。
モニターの種類は、液晶ディスプレイ・ブラウン管・有機ELディスプレイ・CRTなどで、ブラウン管はほかのものに比べて奥行きや厚みがあるのが特徴です。
◇モニターの寿命
モニターの中でも寿命が比較的短いのが、ブラウン管で今ではほとんど販売さえ得ていません。
1万時間を目安に寿命を迎えるといわれています。
ほかのモニターは長寿命なものが多く、3万時間は使えるでしょう。
目安として、10年を目処に買い替えを検討すべきとされています。
◇モニターの寿命に差が出る
使用頻度が高いほど、バックライトの消耗が激しくなるため、早く寿命を迎えます。
簡単に言うとバックライトの寿命が、モニターの寿命となりと言っても過言ではありません。
映像が映し出されなくなり、モニターとして使えなくなります。
こまめに電源を切る・高温多湿の環境では使うのを極力控える・ほこりは丁寧に掃除するなど、モニターの使い方を見直すだけでも、寿命をグーンと延ばすことができます。
◇モニターの寿命が近くなって出る症状
1.こんな症状が出ていませんか?
モニターの劣化が進むと暗さを感じるようになり、画像が不鮮明になります。
色ムラや線なども現れ、見えにくい状態が続きます。
寿命間近になったら、画像が映らなくなる症状でます。買い替えの時期となります。
2.寿命をチェックする
画面に横線が出る・以前より暗くなった・色ムラがある・輝度が安定しない・突然消えてしまう・チラつきがある・画面が映らないなどの症状が出たら、寿命の前兆と言えます。
3.寿命が長くなる方法
モニターは精密機器なので、使用環境に左右されやすいものです。
結露が発生すると、 モニターの劣化が進みやすくなります。
なるべく温度差が生じないように注意します。
モニターをつけたまま放置する時間が長いと、バックライトの消耗が激しくなります。
こまめに電源を切るようにします。
少し意識して使うだけで、モニターが長持ちします
損をしないモニターの処分方法!モニターの寿命を延ばす使い方!まとめ
モニターの破棄やリサイクルなどいろいろなモニターの処分方法について紹介してきました。
モニターにも種類があって種類ごとに寿命が違うことも分かったのではないでしょうか。
これらを知っているとモニターの買い替え時期や破棄しないで下取りで引き取ってもらうこともできます。